最先端の医療機器を駆使して行われる手術の様子は、テレビドラマなどで見たことがある人も多いのではないだろうか。現在、そして未来の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストが、臨床工学技士(Medical Engineer)。どのような仕事か紹介しよう。

いのちのエンジニアと呼ばれる理由

 

日々、高度化・専門化する医療機器をプロフェッショナルとして取り扱うのが臨床工学技士。とくに取り扱う比重が多いのが、生命維持管理装置。人工呼吸器やECMO(対外膜型人工肺)などは、新型コロナウイルス関連の話題で聞いたことがあるだろう。これらの設定や管理も、当然臨床工学技士の領域となる。

 

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臨床工学技士に必要なこと

 

臨床工学技士として働くには、医学系、そして工学系の知識を兼ね備える必要があり、国家資格の取得は必須。そのため、専門的に学んだり、資格取得できる学部や学科は医療系の大学や工学系の大学で設置されている。

神奈川工科大学は、長年にわたり蓄積してきた工学教育のノウハウを基盤とし、将来の医療従事者を育成するために、2020年から健康医療科学部を再編した。臨床工学科も同学部内にあり、工学と医療の知識を備えたハイスペックな臨床工学技士を養成している。

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