まとまった時間がある今年の夏休みはコンテストにチャレンジしてみよう。高校生向けのコンテストは、文系向け、理系向け、アート系などさまざまな分野がありますが、今回は、國學院大學主催「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストを紹介!コンテストの特徴や過去受賞者のコメント、受賞作品などを紹介しています。応募の際の参考にしてみてください。

「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストとは?

地元で古くから続いているお祭りや伝統行事、おじいちゃんおばあちゃんから教わった古い遊び。例えば、こうしたものを「伝承文化」として研究し、まとめるのがこのコンテストの概要。伝承文化を扱う高校生のコンテストは国内随一だ。自分が住む地域や学校周辺など、ふだん、身近すぎて当たり前のような風景が、研究に値する伝承文化かもしれない。地域民話研究部門もあり、それぞれ個人でも団体でも応募できる。また、学校やクラブで何年も継続的に取り組んでいるテーマがある場合は、学校活動部門もおすすめだ。

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第15回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト 受賞者の声と作品

【地域文化研究部門】

「民具には、人と人、人と時代を結び付ける魅力があり、生活の中で一人一人のドラマがあるのだと思い、屋久島を語るうえで欠かせない民具の魅力を後世にも残したいと思ったのが研究を始めたき っかけでした。多くの高齢者の方から民具の思い出話を聞くことができ、高齢者が若い世代に屋久島のことを伝えたいという気持ちを持っていたことが分かりました。」((個人)最優秀賞・折口信夫賞・中島さん)

「イチイの木は岐阜県の木に制定されていることを学び、今までは普通の木だと思っていたイチイの木には意味や歴史があることを知りました。飛騨地区に伝わる伝説や、文化の研究を通じて「飛騨のなりたち」について理解を深めようと思い研究をしてきました。行ったことのない場所へ行き、昔の人々は大変な道を歩いたり、使ったりしていることが実際に体験できました。」((団体)最優秀賞・地域研究)

【地域民話研究部門】

「たくさんの伝説や伝承、言い伝えを知る必要があったので、それらを詳細に調査するのが大変でした。その一方で、地元・愛媛についての理解が調査を通してより一層深まり、とても楽しく作品を制作することができたと思います。愛媛に残る興味深い伝承たちの魅力を、私たちの代で終わらせることなく、語り継いでいけたらいいなと思っています。」((個人)最優秀賞・砂野さん)

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