まとまった時間がある今年の夏休みはコンテストにチャレンジしてみよう。高校生向けのコンテストは、文系向け、理系向け、アート系などさまざまな分野がありますが、今回は、國學院大學主催「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストを紹介!コンテストの特徴や過去受賞者のコメント、受賞作品などを紹介しています。応募の際の参考にしてみてください。
「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストとは?
地元で古くから続いているお祭りや伝統行事、おじいちゃんおばあちゃんから教わった古い遊び。例えば、こうしたものを「伝承文化」として研究し、まとめるのがこのコンテストの概要。伝承文化を扱う高校生のコンテストは国内随一だ。自分が住む地域や学校周辺など、ふだん、身近すぎて当たり前のような風景が、研究に値する伝承文化かもしれない。地域民話研究部門もあり、それぞれ個人でも団体でも応募できる。また、学校やクラブで何年も継続的に取り組んでいるテーマがある場合は、学校活動部門もおすすめだ。
★9/11必着 第14回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト募集要項はコチラ!
第13回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト 受賞者の声と作品
【地域文化研究部門】
「学校の前を通る『明治通り』を対象とし、全線を5kmずつ分担し、実際に歩いて周辺地域の様子や交通量などの調査を実施。同時に文献資料を利用しながら歴史的視点で『明治通り』を中心とした『東京』の過去・現在・未来を探り、分担した各地域の特色とそれらのつながりを持った『東京』全体の外観を同時に知ることができた」((団体)優秀賞・東京都立戸山高校地理歴史部)
【地域民話研究部門】
「地元にも多くの外国人観光客に来ていただきたいと考え、町に伝わる民話を英訳した。活動の中で、私たちの企画が形となり、外国人の方に喜んでいただけたことに、やりがいや達成感を感じた」((団体)最優秀賞・折口信夫賞・群馬・利根沼田学校組合立利根商業高校パソコン部)
「昔から人見知りだったが、多くの人に聞き取り調査などをしていくうちに、いつのまにか克服できていた」((個人)最優秀賞・坂東さん)