★JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストの募集要項はコチラ

開発途上国の現状や、開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中でとるべき行動について考える機会を設けることを目的とし、中学生・高校生を対象にJICAが実施しているエッセイコンテスト。2024年度のテーマは「未来の地球のために~私たちにできること~」でした。これから応募にチャレンジする中高生をはじめ、国際協力に関心のある中高生もぜひ”受賞者の声“に耳を傾けてみてください。

2024年度 国際協力特別賞
初田 心和さん 鹿児島県立鶴丸高等学校 3年

初田 心和さん

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

高校1年生の時に、JICAの職員として発展途上国の教育開発に関わっていらっしゃった方のお話を聞く機会があり、JICAの活動に興味を持つようになりました。国際協力に携わることへの憧れを抱きながら、学校の図書館にあった「JICA Magazine」を二ヶ月に一度、隅から隅まで読んでは、自分が足を踏み入れたことのない世界で起きている現状に驚いてばかりでした。そこで出会ったのが、「ANIMAL ぼくたちと動物のこと」。この映画を見て、そして雑誌を読んで感じたもどかしさや焦りを言葉にしたいと思ったのがこのエッセイを書いたきっかけです。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

「知らないことの怖さ」です。世界は自分から知ろうとしないと見えないもので溢れています。知らないままでいる選択もできるけれど、私たちは現実から逃れ続けることはできません。知ることができれば私たちは行動することができるということに気づかせてくれたのがこの映画でした。

活動中の初田さん(左から手前2番目)

 

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

このエッセイを書くにあたって、自分で国際協力について調べる過程で、自分の興味のある分野に出会えたり、問題を知ることができたり、問題について自分なりの答えを模索したりする時間があると思います。そこで感じたことや考えたことを私はエッセイにまとめました。自身の生活に置き換えて考えることも大切だと思います。エッセイの中で自分が思ったこと、伝えたいことを常に持ちながら文章を構成していく必要があると思います。 

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

私の夢は、JICAの職員となって、発展途上国の教育開発に携わることです。世界中の子供たちが自由に学び、夢を持って暮らして行ける世界を作ることが私の目標です。