- ★JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストの募集要項はコチラ
開発途上国の現状や、開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中でとるべき行動について考える機会を設けることを目的とし、中学生・高校生を対象にJICAが実施しているエッセイコンテスト。2024年度のテーマは「未来の地球のために~私たちにできること~」でした。これから応募にチャレンジする中高生をはじめ、国際協力に関心のある中高生もぜひ”受賞者の声“に耳を傾けてみてください。
2024年度 国際協力特別賞
柳澤 怜央さん ぐんま国際アカデミー中等部 3年

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。
SDGsの授業で環境保護について学び、家でいつも捨てているコーヒーかすは環境にどれだけ負荷がかかっているのだろうかと調べたことがきっかけで、コーヒーかすを再利用ができないかと考えるようになりました。 コーヒーかすの可能性を探るために実験を行い、その結果から自分なりに考えたことを文章にして伝えたいと思い、今回このエッセイコンテストに応募しました。
Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?
コーヒーかすは除草剤として利用できることを発見し、このことから、ごみとして捨てる前に他に使い道がないか考えることが大切だと気付きました。
身の回りにあるさまざまなものに対する見方を変えるという ちょっとした意識改革が、未来の地球に私たちができる大きな一歩であるということが、エッセイで一番表現したかったことです。
Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。
自分のかきたいことを1200字におさめるのがとても難しかったです。簡潔にしても言いたいことがきちんと伝わるように、何度も文章を書き直して、的確な言葉を探しました。
Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。
自分のエッセイを地元の新聞やJICAのHPにとりあげていただけたことが、執筆してよかったと思うことです。自分の思ったことをたくさんの人に伝えられたのでとてもうれしかったです。またこのエッセイを執筆してから、家族や友人と環境問題について話すことが増えました。このエッセイコンテストが、自分自身の環境問題に対する意識をさらに高めるよいきっかけになりました。
Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。
テーマは身近な経験や関心をもったことについて書くと書きやすいかなと思います。また文章を書くにあたり、思いついたことは頭の中でとどめておくのではなく、とりあえず書き出してみると、あとで思いだせないことがなくなり、自分の思考が整理されます。私も最初に言いたいことを書き出してから文章にしていきました。
Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。
将来は研究者として国際協力に関わりたいと考えています。世界情勢に常に目を向け、何が課題か、何が必要とされているかを考え、社会に貢献できるような新たな発見をすることが私の大きな夢です。そのために海外に留学して世界中の先進的な研究環境に触れ、異文化の中で多様な考え方を取り入れたいと思っています。