★JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストの募集要項はコチラ

開発途上国の現状や、開発途上国と日本との関係について理解を深め、国際社会の中でとるべき行動について考える機会を設けることを目的とし、中学生・高校生を対象にJICAが実施しているエッセイコンテスト。2024年度のテーマは「未来の地球のために~私たちにできること~」でした。これから応募にチャレンジする中高生をはじめ、国際協力に関心のある中高生もぜひ”受賞者の声“に耳を傾けてみてください。

2024年度 国際協力特別賞
中村 慧美さん 西南学院高等学校 1年

中村 慧美さん

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

高校の夏休み課題でエッセイ執筆をする機会をいただき、応募しました。

 

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

身近なところでの小さな問題が、世界規模の問題につながっているかもしれないということです。偉い人たちが環境問題をめぐり様々な対策を講じていますが、最終的には自分の行動が環境に何の影響を与えているのかを自覚することが、根本的な解決策だと思います。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

自分が思ったこと、考察したことをできるだけありのままに執筆することを心掛けました。あえて何も飾らず、厳しい現実を伝えることで、少しでも読者の心に響くといいなと思います。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

浪費が及ぼす環境問題について書きましたが、執筆を通して私自身、無駄な買い物をあまりしなくなりました。漠然と考えていたことを文字に起こし、考察することで、自分自身も理解が深まりました。

 

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

現在何かの問題解決に実際に取り組んでいる人と、そうではない人がいると思います。私はそうではない人でした。探究することは苦手です。すでに何かに取り組んでいる人は、自分がこれからどうしていきたいかを書いたらいいと思います。ですが、テーマもなかなか思いつかない人は、そこに問題があるかは置いておき、自分の日常生活をゆっくり振り返ってみてください。特に、自分が何か感じたことです。興味がないことを長々と書くのは、書き手も読む方も辛いですが、自分が思ったことを掘り下げていく、つまり語るように書くのはきっととてもスムーズなはずです。執筆する際はぜひ「伝える」を意識してみてください。