地方の高校生の大学進学を応援する東京大学の学生団体「FairWind」に所属する菊地碧香さん(文科三類1年、茨城県立水戸第一高校出身)から高校生への、「モチベーション維持法」のアドバイスを紹介します。

今回は「モチベーション維持法」についてお話ししたいと思います。

真面目な受験生活を送っていなかったので参考にしづらい部分もあると思いますが、気楽に最後まで読んでもらえるとうれしいです。

みなさんは勉強へのモチベーションが下がってしまったとき、どのようにしてやる気を出していますか?

あるいはモチベーションが高い時なんてないよ…という人もいるかもしれません。

そんなみなさんに、今回は私の実践していたモチベーション維持法を長期的な視点と短期的な視点に分けて紹介したいと思います。

自分と似たペースの友達を見つけて

まず、長期的なモチベーション維持法として、自分と似たペースで勉強を進める友達を見つけ、切磋琢磨し合うということがあります。

一緒に受験勉強に打ち込める友達を作ることは有効だとよく言われていますが、私は「自分と似たペースで」という部分を強調したいと思います。

これは、自分と同じような思考回路をもっていて、かつ受験勉強には真剣に臨んでいる友達を見つけて欲しいということです。

私自身、長時間勉強することが苦手で、他の東大志望の人と比べると圧倒的に勉強時間が少なかったです。

そのため、なるべく質の良い勉強法を追求しようと頑張っていました。

そこで、もし私の友達が自分の倍以上の時間を受験勉強に費やしていたら、きっと劣等感に押し潰されていたと思います。

しかし、私が一緒に受験勉強を頑張っていた友達は私同様、長時間机に向かうことができないタイプだったので、逆にどのようにしたら効率よく吸収できるか、より良い勉強法はあるかという面で切磋琢磨できていたのです。

自分と似たタイプだと受験勉強での相談もしやすいと思います。

少し話が逸れてしまいましたが、そのような友達がいると、一緒に受験生活を頑張り抜くモチベーションとなるのではないでしょうか。

もしそんな友達を見つけられたら、ぜひ大切にしてください!

好きな飲み物をお供にして頑張れた

短期的な視点では、自分の好きな飲み物をお供に勉強を頑張るということ方法を紹介したいと思います。(先ほどとは毛色が全く違いますね。)

これは、受験勉強をやり抜く方法というよりも、目の前のやるべきことがなかなか始められないというときに有効なものです。

私が受験生の頃は、コーヒー、紅茶、ジャスミンティー、緑茶、ほうじ茶、ココアのローテーションを組んで勉強に臨んでいました。(笑)

温かい飲み物を入れると、冷める前に取り掛からなくちゃ!と思えるし、まだ飲み物が残っているからもう少し頑張ろう!と思えるのです。

これをお菓子に変えてみるのも良いかもしれません。ちょっとしたご褒美と勉強を結びつけて受験勉強を楽しむのもどうでしょうか?

以上2つの方法を紹介しました。結局受験生活は自分に適した方法を見つけられた者勝ちです。

私の体験談も参考にしつつ、自分が一番頑張れる方法を探してみてください!

【FairWind】東京大学の学生がつくる団体。地方と都会の教育格差の解消をめざして、東大生と地方の高校生との交流などの活動をしている。