学校に関連する情報や地域の話題などを記事にしてまとめ、生徒たちに伝える新聞部。いったいどんな魅力があるのでしょうか? 新聞部員として活躍する高校生記者の甘党信者ゆーのさんに、身につく力ややりがいなどの魅力を10個ピックアップしてもらいました。

1 文章の書き方を学べる

高校生になると、小論文やプレゼンの企画書など、文章を書かなければならない場面が増えます。新聞部では、基本の文章の書き方を先輩や顧問、コーチの指導を受けながら学ぶことができます。

記事を打ち込んでいる様子

2 他学年との交流が盛ん

私たちの高校は中高一貫なので、中等部にも取材に行く機会が多々あります。さまざまな学年の人と交流することができます。

中等部に取材に行くことも

3 とにかく仲がいい!

私たちの新聞部は現在、2年生1人、1年生8人の少数精鋭です。そのため、部内のコミュニケーションがよくはかれ、男女関係なく仲がいいです。お互い遠慮せずにアドバイスができるので、よりよい新聞作りにもつながります。

部内の話し合い。遠慮せずにアドバイスし合う

4 OB、OGとの結びつきが強い

私たちの学校は、引退した先輩方もよく手伝いに来てくれ、上下の結びつきがとても強いです。部活のコーチもOGです。

引退した先輩も顔を出してくれる

5 先生方に顔を覚えてもらえる

私の学校は生徒数が多いので、先生方に顔を覚えてもらえないこともあります。しかし私たちは、取材を通して顔と名前を覚えてもらえます。記事のネタになりそうなことや普段の勉強も教えてもらえるので、とてもありがたいです。

先生に取材することも多い

6 協力し合って作業できる

新聞部には面を振り分ける「面割り」や、記事の情報を豊かにするための「取材」、「撮影」などさまざまな仕事があり、それぞれ得意な分野や苦手な分野が確実に出てきます。そんなときは仲間に仕事を割り振って、協力しながら作業をします。

取材した情報をまとめる。それぞれの得意分野を生かして仕事を分担

7 取材を通して貴重な体験ができる

校内の取材だけでなく、地域のイベントの取材にも行きます。そこでは、迫力ある場面を間近で見て写真に収めることができるなど、普段できないような体験をたくさんさせていただくことが多いです。

地域のイベントの取材では貴重な体験ができる

8 興味・関心あることを記事にできる

興味のあることを積極的に提案し記事にすることができ、自分のアイデアや企画をちゃんと練られるのも魅力です。野球が大好きな子は、プロ野球に絡めた高校生への提言を書いていました。

コラムを書く部員。興味のあることはどんどん提案する

9 新聞を作り上げたときの達成感

新聞は何回も校正を繰り返して発行できるので、できたときは仲間と思わずハイタッチをしてしまうほどに喜びます。大変な作業の繰り返しでも、その達成感のために頑張ってしまうので、新聞作りはやめられないです。

校正中。大変だからこそ、完成の喜びも大きい

10 いい新聞を作っているという誇り

定期的に高校の新聞コンクールが開催されますが、私たちの高校は毎年全国大会に出場しています。全国の高校の新聞を見ることで自分たちも学び、より新聞作りに励むことができるので、これからも頑張りたいと賞状を見るたびに思います。

高校新聞コンクールの賞状。これからも誇りを持って頑張りたい

とてもやりがいがあり、将来にも絶対に役立つ知識や精神力がつく部活だと思います。(甘党信者ゆーの=1年)