オススメの映画を高校生記者のあまおうさんに紹介してもらいました。

少年刑務所を舞台にしたミュージカル映画

「少年たち」

私の大好きな映画は、「少年たち」です。この映画は、50年にも渡って上演されてきた同名の舞台が映画化されたものです。ジャニー喜多川さんが製作、指揮を手掛けたミュージカル・エンターテインメントです。

作品の舞台は少年刑務所。さまざまな事情を抱えて集まってきた少年たちは、赤房、青房、黒房の各チームで争い合い、けんかを繰り返していました。ある日、この物語のキーパーソンとなる少年が刑務所にやって来ます。

少年は初めは誰にも心を開きませんでしたが、徐々に仲間たちと友情を育んでいきました。ところが、冷酷な看守長が赴任してきたことをきっかけに事件が起こり……というストーリーです。

希望、夢、友情について考えさせられる

一見暗くて怖い映画のようにも思えますが、それだけではないのが魅力です。まず、少年たちを演じるのが次世代のスターと言われている東西ジャニーズJr.なのです! 彼らの演技、ダンス、歌に魅せられる104分間となっています。

また、作品全体を通して、希望とは、夢とは、友情とは何かを改めて考えさせられます。希望と絶望、光と闇のコントラストに感情が揺さぶられ、思わず涙してしまいました。

そしてなんといっても、ミュージカル・エンターテインメントというだけあって、作品の随所にミュージカル要素がちりばめられています。

特に、冒頭では1カメラ、1カットで8分間に渡る圧巻のダンスシーンが披露されています。しかも、そのシーンは1発OKを出したというのです。彼らの実力をうかがい知ることができます。

見た後は少し違った自分になれる

私たちの日常にも存在する希望と絶望、まるでウエストサイドストーリーのような世界観。見終わったあとには少し違った自分になれるはずです。少年たちがどのように希望をつかみ取るのか、ぜひ映画でチェックしてください!(高校生記者・あまおう=2年)