完成度が高すぎる! お手製テストで曲理解

――難曲を歌うためにどんなことを意識して取り組んできましたか?

例年はコンクールに向けた練習は5月頃から始めますが、今回は1年生が加わる前の2月から始めました。課題曲はフランス人作曲家のプーランクが作ったフランス語の曲を選びましたが、ただ単純に歌うだけでは歌わされているのと同じです。そこで文献やインターネットで調べて、部員向けにプーランクに関するテストや小冊子を作成しました。(編集部注:テストは某予備校が行う模試をオマージュしていて、一見するとホンモノに見間違うくらい、完成度が高い。小冊子も、販売しているものではと思うくらいのクオリティ)

曲の理解が深まると、感情移入がしやすくなり、よりよい演奏ができます。曲に対する愛情や愛着も持てるようになり、自然に「もっと歌いたい」という気持ちが沸いていったと思います。

曲理解のための部長お手製テスト。テスト後は偏差値も出したという
テストの中身
部長お手製の小冊子