(上)部長の齋藤君(中央)ら3年生部員はこの大会をもって引退。後輩の活躍に期待(学校提供) (下)多くの青稜生が利用している東急線大井町駅を150分の1スケールで再現した(学校提供)

中高生が紙で作った鉄道ジオラマの出来栄えを競う「ペーパージオラマグランプリ2017」(日本ペーパークラフト協会など主催)が3月20日、東京・八潮児童センターで開催された。「NゲージA3部門」には16団体から26作品の出品があり、東京・青稜高校鉄道自動車部が大賞に輝いた。(中田宗孝)

休日返上で制作

中学生を含む11人の部員たちは、学校の最寄り駅である東急線大井町駅を題材に選び、1月から制作を始めた。本番が近づくと、放課後はほぼ毎日、休日も返上して3カ月で作品を完成させた。

リアリティーを出すのにこだわった。部長の齋藤源耀(もとき)君(3年)は、駅周辺の商店街を紙で作りあげた。「商店街の看板や道路標識の文字、特徴的な柄の歩道はエクセルでデザインして縮尺を正確にし、形を再現しました」。駅に沿う車道の勾配も現実に近づけた。

リアルな駅舎にこだわり

ガラス張りのデザインが印象的な駅舎の制作は、部員の中でも手先が器用で紙工作が得意な黒澤涼君(3年)と平野悠歩君(1年)が担当。大井町駅のホームの柱は、「H鋼」と呼ばれるHの形をした鉄鋼をつなぎ合わせており、ジオラマでもH鋼の形を採用してリアルな駅舎の再現にこだわった。

本番当日まで、駅のホームの長さを微調整するなど粘り強く作品を修正。来場者から「細かくて驚いた」「大井町駅にそっくり」と声を掛けられたという。