過酷な環境の下、2試合を投げ切ったエース大場

ソフトボール女子決勝が8月6日、守山市民球場(滋賀)で行われた。木更津総合(千葉)が2-1で東海学園(愛知)を下し、8年ぶり3度目の夏の女王に輝いた。

 昨年、決勝で敗れて準優勝に終わった木更津総合。その悔しさを晴らすべく臨んだ今大会は、35度を超す猛暑の中でも集中力を切らさなかった。

 決勝では初回に2点を先制すると、3回と6回に訪れたピンチを計1失点でしのぎ、僅差のゲームをものにした。この日、準決勝を含めた2試合を1人で投げ切ったエース大場亜莉菜(3年)は「(決勝は)少し疲れはあったけれど、昨年、準優勝に終わった先輩と『絶対に頂点に立つ』と約束していたから、常に強気のピッチングができた」と笑顔を見せた。

(文・写真 白井邦彦)