高校生の青春と言えば、恋愛を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。現役高校生カップルに、どんな恋愛をしているのか、長続きのコツや倦怠(けんたい)期の乗り越え方などを、インタビューしてきました。(高校生記者・りゅーや=2年)

「何度も恋」して長続き

私の彼氏は、なんでもない日に突然プレゼントをくれたり、突然会いにきてくれたりする人です。そんな彼とはもうすぐ一年半の記念日です。私と彼が長続きするのは「彼が大事にしている考え方があるから」だと思います。それは「何度も恋をすること」。

何度も恋をして、仲をより深める

少し恥ずかしいけれど、今ではすごく大切です。けんかしたり嫌いになったりするのは相手を思っている証拠です。ぶつかり悩むときもあれど、私は何度も彼に恋をして、これからも仲良く過ごしていきます。(さる=3年女子)

部活で多忙な彼とお付き合い

私には野球部の彼氏がいます。彼は毎日朝早くから学校で野球の練習をしています。付き合い始めた頃は夜遅くまで電話して、忙しくても会いに来てくれました。そんな彼ですが、今では「野球に集中したい」と全く会えず、LINEの返信ですら大してしてくれません。彼が野球を大切にしているのは理解しているつもりですが、時々不安になってしまいます。

相手に期待しすぎない関係づくりを

「なんでこうしてくれないの」「どうして」と不安になるのは、相手に期待しているからだと思います。不安にならないために、相手に期待しすぎず、信頼関係を築くのが重要だと感じました。(もち=2年女子)

あえて連絡頻度は減らす

私がバスケ部の2年生、相手がサッカー部の3年生のカップルです。付き合って1年2カ月になります。倦怠期を乗り越えるために心がけていることがあります。

倦怠期を乗り越えて末長く

毎日連絡を取り合っていると、連絡が義務のように感じ、会ったときに話す話題が減ってしまうから、連絡頻度は減らしています。互いに自分の時間も大切にします。自分の趣味や好きなものに没頭すると、疲れやストレスが軽減され心に余裕が生まれます。それにより、相手を広い心で受け止められます。

また、会う頻度を減らし、会うときは必ず計画を立てています。会える頻度を減らすと、会えたときの特別感や楽しさが倍増するからです。(すもももももももものうち=2年女子)

けんかしたら話し合おう

僕には自慢の彼女がいます。僕が理不尽に彼女に当たってしまうときも、僕の話を聞いて「じゃあ次はこうしてみよう」と提案してくれます。彼女は何も悪くないのに「私のここが悪かったね」と僕のために考えて実行してくれる人です。彼女のおかげで僕はけんかをしたときに投げ出さず、二人が納得するまで話し合いができています。

納得するまで話し合い

カップルでも夫婦でも、互いを思っているからこそ、「投げ出す」のではなく「互いが納得するまで話し合う」のがとても大切だと気づけました。(きゃべつ=2年男子)

会話を盛り上げる工夫を

僕が競技かるた部の2年生、彼女が弓道部の1年生です。3カ月前から付き合い始めました。話を盛り上げるために心がけていることがあります。

話を盛り上げて興味を持ってもらおう

まず1つ目は「相手が答えやすい質問」をします。いきなり踏み込んだ話をすると答えにくく、相手が興味のない話をすると会話が弾まず沈黙の原因になってしまいます。2つ目は「YESかNOで終わらない質問」をします。YESかNOで終わる質問は話を広げるのが難しいからです。(のらいぬが好き=2年男子)

出会いは授業の発表グループ

僕たちは2年と1年の年の差カップルです。僕たちの出会いは、学校であった探究の授業です。各グループに分かれ、2年生が1年生に昨年行った活動を発表する授業で同じグループになりました。席が隣だった彼女と話してみると、趣味や好きなものが似ていて話が盛り上がり、インスタでも話すようになったのがきっかけです。

出会いのきっかけは自分から

僕は自分から声をかけて相手の話を聞くのが「出会い」のきっかけになると思います。どこで出会っても、一歩が踏み出せなければきっかけづくりはできません。(らい=1年男子)