2月に開催された北京オリンピックにフィギュアスケート日本代表として出場し、個人で5位入賞、団体で銅メダルを獲得した明治大学商学部4年の樋口新葉さんに、競技のこと、大学での学びのことをうかがった。

オリンピックを終えた今の気持ちは?
団体戦の時は、とにかくチームに貢献することを意識しました。一方の個人戦では、自分の練習してきたことを全部出したいと思っていたので、ショートもフリーも、トリプルアクセルを絶対に入れて、絶対に成功させてベストを尽くしたい、と考えていました。
オリンピックの最終グループで滑ることができるなんて、本当に緊張することだったのですが、とにかく自分のできることを最大限にやって、結果を残すことだけを考えていました。すごく悔しい部分もあったんですけど、次に進めるような大会にできたなと思います。
明治大学を選んだ理由を教えてください。
元々、尊敬するスケーターの方が明治大学にいて、入りたいと思ったのがきっかけです。普段のスケートの練習は東京で行っているので、近いという環境面の理由もあります。あと、勉強も競技もどちらもがんばって「文武両道」をしたいという思いです。
入学後は、分からないことだらけでしたが、本当にすごくいい友達に恵まれました。助けてもらったり、教えてもらったりすることばかりですが、そのおかげで今の自分がいると思っています。明治大学に入学して、本当によかったと思います。
今後の目標や夢を教えてください。
全日本選手権でまだ優勝したことがないので、そこで一番を取って、また世界選手権でも金メダルを取れるように頑張りたいって思ってます。
また、「自分らしく成長する」ということを心がけています。自分にとって大切なものや、自分が目標としていることを軸に置いて、それを1年間、 1週間、1日の目標にして頑張ることで、その目標に近付けるように考えています。あとは、卒業できるように頑張りたいです(笑)