神奈川工科大学 大学院 機械システム工学専攻 博士前期課程1年の渡邊久葉さんは、大学院に進み研究を続けながら、オリジナルの競技用電気自動車を設計・開発するフォーミュラEVチームに所属。リーダーとしてチームをまとめ、大会の上位入賞を目指している。

 

 

たった一人からの再出発

自動車をつくりたい一心で、神奈川工科大学に入学したという渡邊さん。しかし彼女が所属している学内の学生団体「KAIT Racing」は、ここ数年、存続危機の状態に陥っていたという。

「入学した当初も、チームの運営はままならず、実際の車両製作は行えていませんでした。そして先輩たちが引退し、私がリーダーとなった2020年の冬には、メンバーが私たった一人になってしまったんです」

それでも「絶対に自分たちの車をつくり上げたい」という強い想いから、後輩たちに声をかけていったという渡邊さん。現在では、30人以上が所属するほどの団体となり、車両開発ができる体制が整ってきた。

「私が大事にしたのは『ものづくりの楽しさ』をみんなで感じること。分担して作業していると、自分のやったことが『車のどの部分につながっているのか』わかりにくいこともあります。だから、車体の組み上げのときにはメンバーにできるだけ立ち会ってもらっています。できあがっていく様子を目の当たりにすると、メンバーとして車の完成に携わっていることが実感できますし、同じ目標に向かう結束力も生まれます」

 

 

小さいころからの夢をかなえたい

渡邊さんは、自動車整備に関わる父親の影響もあり、小さいころから自動車やものづくりに親しみ、工業高校時代には小型車両の製作も経験。そんなときに神奈川工科大学と出会い、自動車開発を専門的に学べる大学で、学生フォーミュラを目指したいと思うようになったのだという。

「年に一度行われる学生フォーミュラの大会に、本学のチームは第1回から参加しており、第2回・3回大会では2位入賞するなどの実績を残しています。ですが、近年は悔しさを味わっていますので、今年こそは自分たちが思い描いた車両を走らせて、他の学校のチームと競い合うことができればと願っています」

 

女子受験生応援サイト「Find I KAITでみつけるツギのワタシ」では、渡邊さんさんのインタビューがフルバージョンで掲載中! 大学で学んでいることや彼女が暮らす女子学生向けシェアハウスの話など、興味深い話題が満載です。ぜひ読んでみて!

 

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提供:神奈川工科大学