最先端のバイオ研究を行う研究室を訪れ、研究者の声を届けるオンラインイベントがまもなくスタートする。2021年秋~2022年冬は10月17日(日)より1か月に2回開催され、慶應義塾大学・東京工業大学・東京大学といった大学をはじめ、JAXAや理化学研究所などの研究所も登場予定だ。

 

 

オンライン参加できる! 最先端バイオ研究室探訪

「最先端バイオ研究室探訪」は、高校生をはじめ、大学生、大学院生など、誰でも参加することが可能。10月17日(日)の慶應義塾大学 環境情報学部 黒田祐樹先生(発生生物学)の研究室を皮切りに、1か月に2回、秋学期(計6回)・冬学期(6回以上)と続く、シリーズのオンラインイベントだ。

慶應義塾大学院修士課程1年の出野泉花さんがキャスターとして出演し、各研究室を訪ねていくという内容で、それぞれの研究室の取り組みや研究者の生の声を、若い世代にわかりやすく届けていく。

今回のオンラインイベントを主催・監修するのは、慶應義塾大学 先端生命科学研究所の所長を務める冨田勝氏。冨田氏は今回のシリーズへの思いをこう語る。

「バイオテクノロジーは『健康』『食糧』『地球環境』といった人類共通の課題を解決するためのカギであり、また生命科学はいまだに謎が多く、未発見の宝が無数に眠っている分野です。その最前線で楽しく研究している科学者たちの生の声を聴いて、今後のキャリア選択の参考にして下さい」

イベント申込はこちらから!

 

最先端バイオ研究室 探訪シリーズ

【イベント詳細】
 毎月2回、日曜朝の午前9時~10時15分(日本時間)Zoomウェビナー(無料)で開催
【2021秋学期】
10/17 慶應義塾大学 環境情報学部 黒田裕樹さん (発生生物学)
10/31 東京医科大学 医学総合研究所 杉本昌弘さん(医療情報科学)
11/21 東京工業大学 地球生命研究所 藤島皓介さん(宇宙生物学)
11/28 京都大学 iPS細胞研究所 岩崎未央さん(蛋白質科学)
12/05 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 高野淑識さん(地球生命科学)
12/19 University of British Columbia 生物医工学部 谷内江望さん(合成生物学)
 

 

【2022年冬学期(予定)】
1/09 慶應義塾大学 先端生命科学研究所 荒川和晴さん(ゲノム生物学)
1/23 宇宙航空研究開発機構(JAXA)矢野創さん(宇宙環境科学)
2/06 慶應義塾大学 薬学部 金倫基さん (腸内細菌学)
2/27 東京大学 大学院理学系研究科 松井求さん(生物情報科学)
3/06 大手企業の研究所 3/20 University of Cincinnati 医学部 佐々木敦朗さん(エネルギー代謝学)
未定 理化学研究所 生命医科学研究センター 柚木克之さん(システム生物学)
未定 国立がん研究センター 鶴岡連携拠点 牧野嶋秀樹さん(がん代謝学)
 

 

【キャスター】
出野泉花(でのせんか)
 
 
5歳の時に劇団ひまわりに入所。18歳で芸能界を引退するまで声優・役者として活躍した。高校生バイオサミット2016にて厚生労働大臣賞を受賞。2017年、慶應義塾大学環境情報学部入学。現在、同大学政策・メディア研究科 先端生命科学プログラム修士課程1年。専攻はシステム生物学
 
【主催・監修】
冨田勝(とみたまさる)
 
 
慶應大学工学部卒業後渡米。Carnegie Mellon University コンピュータ科学部に留学し、指導教官のHerb Simon教授(1978年ノーベル経済学賞)の下、修士課程(1983)と博士課程(1985)修了。CMUの助手、助教授、准教授歴任。レーガン大統領より米国立科学財団大統領奨励賞受賞(1988)。1990年に帰国し、慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)開設と、日本初のAO入試の導入に関わった。環境情報学部助教授、教授、学部長を歴任。現在、慶應義塾大学先端生命科学研究所所長。
 日本生物学オリンピック2021大会長。多分野を専門とし、Ph.D(CMU)、工学博士(京都大学)、医学博士(慶應大学)、政策メディア博士(慶應大学)の4つの博士号を持つ。
 サイエンスアイ(NHK)、真相報道バンキシャ(NTV)、NEWS23(TBS)、朝日ニュースター(BS朝日)、日経プラス10(BSJAPAN)などのコメンテータを務めた。

 

提供:慶應義塾大学先端生命科学研究所