第4回『学生が選ぶインターンシップアワード』で、2年連続の優秀賞を受賞した明治大学のインターンシッププログラム。低学年限定で実施することで、参加した学生はその後大きく成長するという。1年時に、このプログラムに参加した文学部文学科ドイツ文学専攻3年の清水美希さん(さいたま市立浦和高等学校出身)に話を聞いた。

2年連続で明治大学が優秀賞を受賞!「学生が選ぶインターンシップアワード」ってどんなもの?

 

 

マーケティングのプラン提案を競う、中身の濃いプログラム

1年生の頃、東南アジアに行きたいと考えていた時に、明治大学のプロジェクト「海外インターンシップinインドネシア」を見つけました。これは、大王製紙の現地法人であるエリエール・インドネシアと連携し、明治大学、関西大学、インドネシア大学の学生が8チームに分かれて現地でマーケティングのプラン提案を競う産学連携型インターンシップです。最後はインドネシア現地法人の社長たちに向けてプレゼンテーションを行います。テーマは「イスラム市場におけるエリエール製品の拡大戦略提案」。

渡航前は毎日のようにチームで集まり、リサーチとプラン作成の日々。現地入りした後も実地調査を行いました。

【MEMO➀プログラムの就業体験日数】
清水さんが参加した「低学年限定海外インターンシップinインドネシア 明治大学vs関西大学」の就業体験日数は計103日間。そのうち94日間は国内で行われ、現地期間は9日間。最終プレゼンは現地企業の社長に向けて行われた。学生たちは3か月以上にわたり濃密な時間を過ごすことになる。

 

他チームのプレゼンや、現地学生との交流も貴重な経験に

私たちのチームが選んだ製品は「マスク」です。インドネシアは常夏で、マスクをつける習慣がほぼないことがネックでした。そこで私たちは、排気ガスで大気汚染が進んでいる現地の様子に着目。人体に与える影響を理解してもらい、通気性のよいマスクを売るという内容をプレゼンテーションしました。

 
【MEMO➁低学年限定にしている理由】
「その後の学生生活での成長の起爆剤になるように」という思いから、低学年ながら高い難易度に設定されているのがこのプログラム。チーム間競争やチーム内での衝突、「東南アジア」「イスラム文化」といったテーマ設定など、難しいハードルをあえて課すことで、参加した学生は大きく成長していく。

残念ながら私たちのチームは上位入賞できなかったのですが、他チームの優れたプレゼンテーションや、インドネシア大学の学生との交流は貴重な経験となりました。このことをきっかけに、将来は東南アジアなど海外に関わる仕事につきたいという目標ができ、次のインターンシップを考えているところです。

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【MEMO➂私大初の2年連続受賞】
清水さんが参加した海外インターンシップは、「第4 回学生が選ぶインターンシップアワード」で優秀賞を受賞した。同アワードは、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップを表彰する、国内最大級のアワード。受賞の理由は、難易度の高いプログラムに対して、企業・大学が手厚いフォローをすることで、参加者の成長を促す点。清水さんだけでなく多くの参加学生から「得難い経験ができた」と声が上がっている。明治大学は私立大学で初めて、2年連続の受賞となった。

 

提供:明治大学