いよいよ今週末3月14日(日)に開催される「缶サット甲子園2020全国大会」の打ち上げ実験。打ち上げの模様は、YouTubeでLIVE配信される。今回は、大会の見どころや、審査委員長を務める宇宙飛行士・山崎直子さんからのスペシャルメッセージをお届けする。

 

 

全国から10校が出場!クールさを競う

今回参加するのは、和歌山桐蔭高校、大阪府立茨木工科高校、兵庫県立芦屋国際中等教育学校、法政二高、兵庫県立尼崎工業高校、岐阜高専、栃木県立栃木高校、千葉県立東葛飾高校、敬愛高校。いずれもこの日のために、綿密な準備を進めてきた。各高校がどのような缶サット打ち上げを行うかは、特設サイトの事前プレゼン動画をチェックしてほしい。

各校の計画は? 出場校の詳細はこちらでチェック!

 

「缶サットって何?」という人に

今回の大会で審査委員長を務めるのは、宇宙飛行士の山崎直子さん。彼女は、2010年、スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗、ISS組立補給ミッションSTS-131に従事した経験を持つ。将来の宇宙開発を担う人材の育成に力を入れているのだ。そんな彼女からのメッセージを紹介しよう。

 

★山崎さんのコメント

「2008年に始まった缶サット甲子園は、空き缶サイズの模擬人工衛星のミッションを考え、自作し、打上げ実験を行い、その結果をまとめるという一連の作業の中で、技術力や創造力を競う競技会です。缶サットで何を目指すのかというミッションは、与えられるのではなく、生徒自らが設定し、制約条件の中で実現していくことに本競技会の大きな特徴があります。技術、チームワーク、プロジェクトマネジメントなど幅広い経験を積むことで、宇宙内外の様々な分野で大切となる力が育まれるでしょう」

★2020年度 全国大会概要

全国の地方大会から選抜された10校によって競います。

【開催日】
3月8 日(月) 事前プレゼン動画公開(特設サイト)
3月13日(土) 打ち上げ実験(悪天候等の場合は3/14に順延)
※今年度は事前プレゼン・打ち上げ実験・事前プレゼンいずれも、オンライン配信
※今年の打ち上げ実験は現地見学不可
【開催地】
事前プレゼン→特設サイトに公開
打ち上げ実験→千葉工業大学 千種校地(千葉)※YouTubeLIVEで配信
事後プレゼン→YouTubeLIVE
【主催】
「理数が楽しくなる教育」実行委員会
【広告協賛】
千葉工業大学