2008年に始まり、今年で13回目を迎える「缶サット甲子園」。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今回は3月に全国大会が開催される。ハイライトともいえる「打ち上げ実験」は3月13日に実施予定。その模様はYouTubeでLIVE配信を予定している。

 

 

全国から10校が出場!クールさを競う

缶サット甲子園とは、高校生が自作した缶サット(サットはサテライトの略。空き缶サイズの模擬人工衛星のこと)を打上げ、上空での放出・降下・着地の過程を通じて、技術力・創造力を競う競技会。

従来は各地方大会が行われ、上位入賞チームが全国大会へ出場していたが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、やむなくほとんどの地方大会は中止。3月に全国大会が行われることとなった。しかも、参加する高校生は現地には集まらず、それぞれの缶サットを郵送し、大会事務局が代理で打ち上げる。打ち上げ実験の前後に行われる「プレゼンテーション」も各チーム事前収録(事前プレゼン)、リモート(事後プレゼン・3月26日を予定)で開催する。

全国大会の特設サイトを開設!出場校の詳細はこちらでチェック!

 

 最大の見どころ「打ち上げ実験」は生中継

イレギュラーな大会となってしまったが、今回は「初」の生中継を予定している。各チームの高校生たちが入念に準備した缶サットの晴れ舞台は、ぜひリアルタイムで視聴してほしい。また、3月26日には、自分たちの缶サットの打ち上げ実験の結果を踏まえて「事後プレゼン」が実施される予定だ。事後プレゼンのスケジュールやYouTubeのURLも、後日特設サイトにアップされるので、チェックしてほしい。

★缶サット甲子園2020全国大会 出場校

栃木高校(栃木県) SSHクラブ物理班 缶サットグループ

東葛飾高校(千葉県) 理科部 航空班

法政大学第二高校(神奈川県) 物理部 カツオドリ

岐阜工業高等専門学校(岐阜県) SERA

茨木工科高校(大阪府) SST.R&D(宇宙科学技術研究開発部)

芦屋国際中等教育学校(兵庫県) 科学部

尼崎工業高校(兵庫県) 電気通信研究部

洲本高校(兵庫県) 科学技術部

桐蔭高校(和歌山県) 科学部缶サット班

敬愛高校(福岡県) 理科研究部

★2020年度 全国大会概要

全国の地方大会から選抜された10校によって競います。

【開催日】
3月8 日(月) 事前プレゼン動画公開(特設サイト)
3月13日(土) 打ち上げ実験(悪天候等の場合は3/14に順延)
※今年度は事前プレゼン・打ち上げ実験・事前プレゼンいずれも、オンライン配信
※今年の打ち上げ実験は現地見学不可
【開催地】
事前プレゼン→特設サイトに公開
打ち上げ実験→千葉工業大学 千種校地(千葉)※YouTubeLIVEで配信
事後プレゼン→YouTubeLIVE
【主催】
「理数が楽しくなる教育」実行委員会
【広告協賛】
千葉工業大学