今年は新型コロナウイルスの流行により、みなさんの生活に様々な変化があったことでしょう。そんな中、どんなこと感じ考えたのか、コロナショックを超えてどう生きるのか、それを支える志はどのようなものかを表現するコンテストです。今年も多くの応募があるなか、各賞の受賞者が決定しました。

【応募総数】
●小論文部門    1,978点
●スピーチ部門   21点

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小論文部門  入賞作品・受賞者コメント

 

 

●最優秀賞  室井 怜音さん
自分の中にある新型コロナウィルス感染拡大への思いや、それによって変わってしまった世界に対しての寂しさを全力で綴った作品がこのような評価をいただけて本当にうれしいです。コロナ禍で外出しなくなり、何でもネットで注文するようになり確かに便利になりましたが、それと同時に買い物に自ら出向くことで思いがけず見つけることができるような出会いや楽しみが減ってしまい悲しく思った気持ちを綴りました。また進路について考える中でも、同じことが起こっていると感じたことを伝えたいと思いました。外出自粛期間が長かったため、その間に考えたことが多く、言いたいことを読み手に簡潔に伝えるのが難しかったです。将来は、まだ模索している最中ですが、誰かの生活に少しでも幸せを与えることのできるような仕事をしたいです。だんだん世界はコンピュータ1つで何でも出来るようになり便利ではありますが、何か今まであったものを失ってはいないかを私の後輩達には今一度見つめ直して欲しいと思います。
優秀賞  小野瀬 遥さん
自分の思いを書いた文章で優秀賞をいただけて嬉しく思います。自粛期間中に考えたことを書き連ねただけなので、信じられない気持ちが大きいです。高校生になって進路を考えるようになり、新型コロナウィルス流行の最中に祖母の死も重なったことで、自分と向き合う時間が増えたため、志について書こうと思いました。初めて書く小論文だったので、自分の考えが伝わるように書くのが大変でした。順序立てて書く勉強になりました。将来は、医療の仕事に就きたいです。医療系の大学に進学するという志を実現するために、よりいっそう勉学に励みたいと思います。

 

スピーチ部門  入賞作品・受賞者コメント

 

 

●最優秀賞  小野 友莉亜さん
今回、自分の強みであるスピーチで最優秀賞をいただくことができ、とても嬉しいです。コロナウィルスの影響で、自分の思いを直接届けることはできませんでしたが、このスピーチを通して、私のようにファーストペンギンを目指す人が増えてほしいと思います。私は、現在声優の養成所に通っており、そのレッスン中で初めて「ファーストペンギン」という言葉を聞きました。コロナウィルスの流行によって大きく変化した社会には、まさにこのファーストペンギンのような存在が必要だと思い、自分の得意なスピーチで伝えることにしました。伝えたい思いが多すぎて、分かりやすくかつ簡潔に自分の思いを文章にすることは難しかったです。将来は声優になり表現者として活躍をしていきたいと思います。「影響を受ける」ことは自分の世界を広げる大きなきっかけです。私はこれまで何度も人やものに影響を受けて自分の人生を豊かにしてきました。後輩のみなさんも、日々アンテナを張って様々なことを吸収するようにしてください。
●優秀賞  良沢 茉子さん
最終選考のお知らせを頂いた時にも驚きましたが、まさか自分が優秀賞を頂けるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。自分の夢を文章化したいと思っていたので、この小論文コンテストを選びました。初めは小論文だけ応募するつもりでしたが、スピーチコンテストも開催されていると知り、出してみました。自分の頭の中では書きたいことがまとまっているのに、いざ文章化するとなると、なにから書けばいいのか分からずとても苦労しました。また、ほとんどスピーチをしたことがない上に人前で話すのが苦手なので、発声や表情作りも大変でした。ですが、その分自分の納得のいくスピーチができた時の達成感は大きかったです。卒業後は医官として国内外で助けを必要とされている方々のために働きたいです。残りの高校生活で様々なことにチャレンジして、夢を叶えたいです。

多数のご応募いただき誠にありがとうございました。過去のテーマと入賞者は多摩大学のホームページで閲覧できます。