人気アウトドアブランドのひとつ「patagonia(パタゴニア)」。フリース製ウェアやリュックなど、オシャレで機能性の高い製品が魅力で、同社のアイテムを持っている人や、ファンの人は多いだろう。そんなpatagoniaが、高校生・大学生を対象とし、12月にオンラインイベントを開催する。

 

パタゴニアのこと、どれくらい知っている?

アウトドアブランドとして、ウェアやバッグ、アクセサリーなどを展開するパタゴニアだが、数あるアウトドアブランドの中でも群を抜いているのが、同社の地球環境への姿勢だ。創業者であるイヴォン・シュイナード氏の哲学は、「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」。同社はこれまで30年以上にわたり、草の根で活動する小規模なグループや、自然環境を保護・回復させようとするプロジェクトに取り組むようなグループを支援し続けており、その支援金額は1億ドル(約110億円)を超えるという。

日本でも、売上の1%を環境団体に寄付したり、選挙の際にはストアを閉店して、気候危機や投票について大切な人と話し、投票にいく機会を設けるなどの活動を行っている。

つまり、同社はすべての仕事において環境に対する責任を重要事項のひとつとして行動しており、そのうえで高機能かつオシャレな製品を生み出しているのだ。

 

日本の若い世代にも関心を持ってほしい!

そんなパタゴニアが12月に開催するのが「クライメート・アクティビズム・スクール」。「クライメート=気候」という意味で、「気候のための行動を学ぶ」イベントとなる。

今回のイベント案内には次のようなメッセージが掲げられている。「『人生100年時代』と言われている一方で、(略)私たちの唯一の故郷である地球に住み続けることができるかどうかは、この10年の私たちの行動にかかっている、と科学者たちは警告します。皆さんはどう考えますか?」

新型コロナによる自粛期間中、経済活動やモノ、人の移動が停滞して減ったといわれた二酸化炭素排出量だが、地球温暖化による気温上昇を抑えることへの影響は微々たるものだったと報告されている。このことを受けて、パタゴニアは、「つまり、単に経済活動を縮小したり、個人で二酸化炭素を減らすだけでは、本当の意味でこの気候の状況を変えることにはならない」と考えている。ではどうすればよいか?

今回のオンラインイベントは、気候変動をはじめとしたた環境や地域のテーマに関心はあるけれど、行動してみたいけれど起こせていない全国の高校生・大学生を対象にしている。今回のオンラインによる「座学と対話」で学んだあとは、フィールドワークとアウトドア・アクティビティ(2021年3月予定)を実施する。

 

興味がある人は、ぜひ参加してみよう。行動することで、きっと見える景色が変わっていくはずだ。

応募フォームはこちらから!

★募集要項★

【費用】
無料
【対象】
15歳~24歳(全国の高校生、大学生、専門学校生)
【募集人数】
100名
【応募締め切り】
11月8日(日)
※選考発表は11月15日(日) 
 
【開催概要】
12月26日(土)27(日)「座学と対話」
ビデオ会議を使ったオンラインによる開催
1日目:10:00~18:00(アフタートーク/19:00~20:00)
2日目:10:00~18:00
 
※2021年3月には「フィールドワークとアウトドア・アクティビティ」が実施される予定
 
【問い合わせ】
パタゴニアカスタマーサービス 10:00~15:00(土日祝日休業)
0800-8887-447(フリーコール・通話料無料)
045-435-6100(携帯電話・IP電話サービス利用の場合)