新型コロナウイルスの影響で、進学や将来について真剣に考えている高校生は多いのではないだろうか。7月26日(日)にオンラインで開催される冨田勝氏(慶應義塾大学先端生命科学研究所所長)による特別講演はそんな高校生にうってつけだ。冨田先生からのメッセージを紹介しよう。

 

「君は何のために大学へ行くのか」

 日本中の生徒はみんな同じ勉強をしています。何のために勉強するのでしょうか? そもそも教科書にはすべて正解が書いてあるのに、何のために問題を解くのでしょうか? 試験で良い点をとって、有名大学に進学して、有名企業に就職して、上司に言われた仕事をして、安定した給料をもらうためでしょうか。

 人はみな得意・不得意があります。世の中には得意なことをフルに活かして大活躍している人たちがいます。今の日本に足りないのはそんな人財です。得意なことで自分と社会を幸せにできたら素晴らしいですよね。それは簡単なことではありませんが、でも君には試行錯誤する時間があります。

 人生は一度きりです。「自分らしい人生」のプロデューサーは君自身なのです。

 

前回参加者の声

◆想像もしたことのないような体験談でとても面白かったです(高3男子)

◆受験が近くなってくるにつれ、自分が今勉強したいと思っていることは本当に必要なのか焦って不安になっていましたが、この講義をお聞きして自信を持てました(高3女子)

◆感動する言葉の連続でした。自分の決めた今の道は間違えていないかもしれないと思えました(高3女子)

◆冨田教授の大学生の時から今に至るまでの生き方を詳しく教えていただいたことで、自分の好きなことをどのように仕事につなげていくのかということを学びました(高2女子)

◆私はものすごく勉強が嫌いで特に最近やる気が起きなかったのですが、将来やりたいことをやるための勉強だと思って頑張ろうと思いました(高2女子)

◆勉強が好きでなくても自分の好きなことのために勉強すれば楽しい、ということにとても感銘を受けました(高3女子)

◆自分にとって絶対に受けるべき講義だったと思う。最近ずっとテストや課題に追われて心が疲弊して自分の未来のために過ごす時間がなかったが、この講義を受けたことで気持ちがすっきりした(中3女子)

【開催日】
2020年7月26日(日)15:30~17:00
【会場】
オンライン
 
【参加費】
有料

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【とみた・まさる】
 
慶應義塾大学先端生命科学研究所所長/環境情報学部教授。1957年生まれ。慶應大学工学部卒業後、米カーネギーメロン大学コンピュータ科学部に留学し、修士課程と博士課程修了。その後、カーネギーメロン大学助手、助教授、准教授、同大学自動翻訳研究所副所長を歴任。1990年、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス開設とともに帰国。日本で初めてAO入試の導入に関わった。環境情報学部助教授、教授、学部長、評議員を歴任。