応募総数19,852作品が寄せられた國學院大學・高校生新聞社主催『第23回全国高校生創作コンテスト』。各賞ならびに学校賞が決定し、2019年12月1日(日)、國學院大學渋谷キャンパスで表彰式が行われた。応募数の詳細と各賞の結果は以下の通り。
- 【応募総数】
- 19,852作品
- 短篇小説の部:669作品
- 現代詩の部:852作品
- 短歌の部:7,726作品
- 俳句の部:10,605作品
団体賞
- 【文部科学大臣賞】
- 千葉・安房高校
- 【特別学校賞】
- 福岡・明善高校/兵庫・長田高校
短篇小説の部
- 【優秀賞】
- 「魂の怨嗟」登 裕太郎(東京・文化学園大学杉並高校2年)
- 「神のみぞ知る」柏倉 美彩子(東京・東京純心女子高校2年)
- 【佳作】
- 「灰色の屋上」吉田 恵(福岡・筑紫丘高校1年)
- 「籠城の演目」比江島 凜(宮崎・宮崎東高校3年)
- 「機械仕掛けのヒーロー道」水田 里緒菜(神奈川・横須賀高校2年)
- 「ぐりーんあっぷる」瀧口 夏鈴(東京・安田学園高校2年)
- 「遊離魂」溝上 大翔(東京・巣鴨高校1年)
- 【入選】
- 「夕焼け」長谷川 向日葵(宮崎・宮崎西高校2年)
- 「うずしおライダー」檍 里佳子(兵庫・長田高校2年)
- 「交換日記」本田 雄璃(兵庫・長田高校2年)
- 「破る」緒方 杏里(福岡・筑紫女学園高校3年)
- 「或る絵描きの話」佐藤 舞佳(静岡・沼津工業高等専門学校1年)
現代詩の部
- 【最優秀賞】
- 「僕と乳房」𠮷田 眞子(兵庫・神戸大学附属中等教育学校4年)
- 【優秀賞】
- 「タイムリミット」村上 陽香(北海道・立命館慶祥高校2年)
- 「立ち止まって、一歩」内藤 結月(埼玉・淑徳与野高校2年)
- 【佳作】
- 「もの思い」小板橋 彩花(群馬・高崎商科大学附属高校1年)
- 「感情の詰まったペットボトル」安田 武流(神奈川・麻生高校2年)
- 「金曜日」浜口 すず(東京・日比谷高校1年)
- 「幽霊」本領 里緒(東京・田園調布雙葉高校2年)
- 「かわいい」川上 紗和(岡山・岡山学芸館高校2年)
- 【入選】
- 「夜明け」川口 るみ(福岡・明善高校2年)
- 「足踏みオルガン」菊地 愛佳(東京・女子学院高校2年)
- 「溺れる季節」島川 亜弓(沖縄・N高校 沖縄伊計本校3年)
- 「家族」関口 凌真(埼玉・春日部東高校2年)
- 「銀」小俣 卓紀(東京・桐朋高校1年)
- 「みじん切り」牛島 伸陽(福岡・明善高校2年)
- 「SET sail」栫 伸太郎(鹿児島・ラ・サール高校3年)
- 「太陽の裏」牧野 かれん(東京・国際基督教大学高校2年)
- 「花火」伊藤 寛子(千葉・渋谷教育学園幕張高校2年)
- 「息を 吸う」梶原 翠(埼玉・浦和第一女子高校3年)
短歌の部
- 【最優秀賞】
- 「そばにいてみんなを優しくしたいから半濁点に僕はなりたい」
- 德森 大悟(鹿児島・ラ・サール高校3年)
- 【優秀賞】
- 「改札でいつも笑顔の駅員さん今日は手を引きホームに向かう」
- 中川 莉果子(石川・北陸学院高校2年)
- 「賢しげに人のあり方説く人の隣にそっと咲くレンゲ草」
- 松井 彩徒(千葉・安房高校1年)
- 【佳作】
- 「会ふたびにちさくなりゆく祖母の背に負はれし日あり母もわたしも」
- 林 優授子(埼玉・浦和第一女子高校2年)
- 「暑い中扇風機もなく黙々とあげてくれていた祖母の天ぷら」
- 赤松 彩葉(大阪・堺東高校2年)
- 「あててみて手持ち花火で「すき」と書くビビッてすぐに「やき」を付け足す」川島 颯太(群馬・太田高校2年)
- 「道ゆく人皆片手にスマートフォンスマホの鎖に飼われてる」
- 大川 柊斗(埼玉・深谷商業高校2年)
- 「祖父(じい)ちゃんが漁師の経験語る時右手の団扇は舵を切ってる」
- 栗田 岳(新潟・東京学館新潟高校3年)
- 【入選】
- 「ふわふわとたんぽぽ綿毛とんでいく「離れていても家族だからね」」
- 影山 仁香(千葉・安房高校1年)
- 「武器を持つそれで平和か安心か尊き命を奪ってまでも」
- 平和 陸斗(大阪・堺東高校2年)
- 「哲学は覚えただけじゃ人生の救済になんてなってくれない」
- 牧野 由都菜(静岡・静岡高校3年)
- 「人前で本音を吐かぬフラミンゴもう片方の君の脚はどこ」
- 下田 祐香(奈良・畝傍高校3年)
- 「渡嘉敷の真白な砂浜青々と珊瑚の海は宝石の城」
- 興津 諒汰(静岡・沼津工業高等専門学校1年)
- 「日傘持つ母と二人で夏祭り荒れてる指に想いを馳せる」
- 鈴木 琴(埼玉・川越西高校3年)
- 「「よく来たね」言われたようで振り返るゆらゆらゆれる盆提灯」
- 堀部 愛華(宮城・宮城第一高校1年)
- 「アルプスの仲間のために気持ち込め一発で応えるフルスイングで」
- 今 駿翔(青森・五所川原高校2年)
- 「引退し最後の掃除終えたあと静かな部室せみのぬけがら」
- 平野 大夢(静岡・掛川東高校3年)
- 「ペダル踏むコンビニもない田舎道星降る夜を独り占めして」
- 渡辺 あみ(徳島・阿波高校2年)
俳句の部
- 【最優秀賞】
- 「割り箸にごはん一粒春の山」鈴木 萌晏(岩手・水沢高校2年)
- 【優秀賞】
- 「水鉄砲撃てよ友達に戻らう」野城 知里(埼玉・星野高校2年)
- 「わたしこの本に棲む紙魚にならなる」川口 るみ(福岡・明善高校2年)
- 【佳作】
- 「白粉花流星のごと手を洗う」水﨑 ゆず(岐阜・吉城高校1年)
- 「立ち向かうそう思うの日の暑さかな」森山 和花(千葉・安房高校1年)
- 「蝉しぐれ父の呼ぶ声こだまする」酒井 るり子(東京・淑徳巣鴨高校1年)
- 「留守番の庭の明るし芋虫這ふ」原田 駿(愛知・名古屋高校3年)
- 「蟻の道曲がりながらも整然と」髙濵 颯太(三重・三重高校2年)
- 【入選】
- 「九州男児むんずとかぶと虫攫ひ」井上 昂星(東京・立教池袋高校3年)
- 「葬送の列の後から五月闇」中田 久善(静岡・浜松南高校1年)
- 「祖父の家おやつはトマトでありにけり」岡村 音乃(山口・熊毛南高校1年)
- 「秋曇窓に張りつく求人票」川村 海斗(青森・七戸高校2年)
- 「それでもと進む轍や若楓」花澤 希海(千葉・幕張総合高校3年)
- 「剽軽なラジオネームや晩夏光」藤田 華綺(群馬・太田高校2年)
- 「海霧や銀濁りたる臍ピアス」木村 夢(愛知・幸田高校3年)
- 「向日葵や見渡す限り皆主役」河端 春杏(埼玉・浦和第一女子高校1年)
- 「年の暮れ消しゴムも小さくなった」髙田 麻由(北海道・旭川龍谷高校2年)