熊本保健科学大学 保健科学部医学検査学科2 年 (鹿児島・鶴丸高校出身)

母親が看護師をしていた影響もあり、医療関係の仕事には以前から興味がありました。中でも、病気の治療方針などを決定するための情報を医師に提供する臨床検査技師は、患者と医師の両方をサポートできる、やりがいのある仕事だと高校生の時から魅力を感じており、臨床検査技師を目指せる熊本保健科学大学を選びました。

大学では臨床検査技師に必要な基礎教科の勉強と、医療機器を用いた実践的な実習を行っています。毎日5限まで授業がびっしり詰まっているので大変ですが、同じ夢を目指す仲間がたくさんいるので頑張れます。

今は血液検査の実習を行っています。自分の血を採って顕微鏡で観察するんです。1年生の時は「耳朶採血」といって自分の耳から採血しました。初めて採血した時は痛くて大変でした。今は腕から採血しています。

 

身体に超音波を当てて、臓器の内部を映像化して観察するエコー検査の実習もあります。友人と互いの体内を調べ合うのですが、人間の臓器はだいたい皆同じなので恥ずかしさはありません。人によって見えやすさが違ったりして面白いですね。

今はなるべく勉強の時間を取りたいので、バイトは土日のみです。将来の仕事とは全く違う分野の仕事をやってみたかったので、家の近くの飲食店で接客のアルバイトをしています。接客方法や気配りのコツなどは、臨床検査技師の仕事でも役立つのではないかと思っています。

将来は、どんな検査も「この人なら大丈夫!」と任せてもらえる臨床検査技師になりたいです。検査の中には輸血の検査など命に関わるものもありますので、きちんと責任を果たせるように勉強を続けていこうと思います。 (文・写真 吉永恵子)