1950年の第1回開催以来、半世紀以上の歴史を刻んできた「富士フイルムフォトコンテスト」。国内でも有数のフォトコンテストとして多くの写真家に認知されている本コンテストに、今年から「学生部門」が新設された。写真が好きな人、得意な人はぜひ応募してほしい。

 

高校生にも「大賞」のチャンス

今年で64回目を迎える歴史あるフォトコンテストとして知られる「富士フイルムフォトコンテスト」は、写真が持つ価値や力を広く伝え、写真文化の継承と発展を目指す富士フイルム株式会社の活動の一環として実施されてきた。

「自由写真部門」「ネイチャーフォト部門」(一般企画)、「組写真部門」「アンダー39部門」(特別企画)という従来からの部門に加え、今年は「小学生・中学生・高校生・大学生・各種専門学校生など」の学校に所属する人が応募できる「学生部門」が新設された。

この全5部門から1作品が「フジコン大賞」として選出され、受賞者にはなんと賞金100万円が贈られる。

第63回のフジコン大賞「格好の遊び場」

作品作りの参考になるワンポイントアドバイス

富士フイルムフォトコンテストでは、応募された作品をただ返却するのではなく、応募特典として2つのサポートを実施している。

その1つが「写真のレベルがわかるシール」だ。「一次選考通過作品」「最終選考作品」など、作品が審査のどの段階まで通過したかがわかるシールを作品の裏面に貼って返却してくれる。多数の応募作品の中で自分がどこまで進んだのかが把握できるのは大きな励みになる。(要返却申し込み )。

さらにもう1つの特典が、フォトアドバイザーによる「ワンポイントアドバイス」。入賞に至らなかった作品に対し、アドバイスシートを作成し、返送してくれる。構図や撮影方法などについて詳細な助言が受けられる仕組みだ。(要返却申し込み)。

いずれも応募者にとって、今後の撮影活動のヒントになる貴重な機会といえる。自分の作品に対する客観的な意見を受け取ることで、新たな気づきや成長につながるだろう。

ワンポイントアドバイスの例

 

第64回 富士フイルムフォトコンテスト

【応募部門】

<一般企画>

  • 自由写真部門…テーマ/自由 審査員/写真家 清水哲朗
  • ネイチャーフォト部門…テーマ/自然風景、動植物、昆虫、水中写真など、自然が主題であること 審査員/写真家 高砂淳二

<特別企画>

  • 組写真部門…テーマ/自由(縦写真または横写真を4枚1組で応募) 審査員/写真家 GOTO AKI
  • アンダー39部門…テーマ/自由 審査員/写真家 川島小鳥 ※2025年10月末時点で39歳以下の人が応募できる
  • 学生部門…テーマ/自由 審査員/写真家 鵜川真由子 ※2025年10月末時点で学校に在籍中の人が応募できる

 

【応募期間】

  • 2025年9月1日(月)~10月20日(月)※当日消印有効

 

【応募方法】

  • プリントされた作品と、必要情報を記入した応募票を、同梱して送付。
  • ※写真専門店、現像所で制作されたプリント。または自身で制作した銀写真プリント(印画紙)に限る
  • 応募方法の詳細注意事項は必ず確認しよう。

 

【結果発表】

  • 入賞候補通知…2026年1月中旬まで※撮影データ提出
  • 入賞確定通知…2026年2月中旬頃
  • 入賞発表…2026年3月下旬※公式HPとフォトコン4月号で発表予定
  • 入賞作品展…2026年4月以降※全国の富士フイルムフォトサロン等で開催予定

 

【表彰内容】

  • フジコン大賞…1名 賞金100万円
  •  
  • <学生部門>
  • グランプリ…1名 賞金10万円
  • 金賞…2名 賞金5万円
  • 銀賞…3名 賞金3万円
  • 銅賞…5名 賞金2万円
  • 優秀賞…10名
  • 入賞者には、副賞として「賞状盾」「作品集」、入賞作品展用に特別にプリントした高級感ある「パネル」が贈呈されるほか入賞作品展で展示される。
  • その他の部門の表彰内容は公式HP
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富士フイルムフォトコンテスト公式HPはこちら

 

【問い合わせ】

  • 富士フイルムフォトコンテスト事務局
  • TEL.0570-065882(月から金 10:00~17:00/土・日・祝日・年末年始を除く)

 

  • 提供:富士フイルム株式会社