従来の経済学部と経営学部を統合させた「経済経営学部ビジネス学科」を新設する創価大学。学部長に就任予定の吉元浩二教授に学びの魅力を語ってもらった。
経済と経営を融合した多角的な学び
予測できないことが起こり、不確実性が高まっている現代社会。経済学部と経営学部を統合することで、より多角的な学びを目指すのが新学部の狙いです。
「経済」「経営」というと利益追求のイメージが強いですが、本学が追求する「人間主義」に立脚し、人のために取り組むことができるリーダーシップを育成します。たとえば、貧困などの格差問題や環境問題といった地球規模の課題は、いずれも自己中心主義から生じたものです。このような課題に世界市民として真剣に取り組める人材を育成します。
新学部では、3コース(グローバルリーダー学修/ビジネスデザイン学修/金融・財務プロフェッショナル学修)のうち2年次から1つを選択します。それに連携させた8科目群(グローバル/マーケティング/組織マネジメント・ダイバーシティ/金融・財務/貧困・開発(社会貢献)/ポリシー・デザイン/サステナビリティ&地域共創/ソーシャル・データサイエンス)からは2つ選びます。
たとえば、「国際開発に関心がある人」がグローバルリーダー学修コースを学ぶとします。国際開発には「発展途上国の貧困」という問題があるため、「貧困・開発(社会貢献)」「マネジメント」を選ぶことで、貧困に対するビジネス的なアプローチによる課題解決を体系的に学ぶことができます。
より高度な教育プログラムを用意
経済経営学部ならではの授業のひとつが、1~2年次にかけて、ほぼ全員が履修するHLP(Humanistic Leadership Program)です。従来の「リーダーシップ」は、一人が大勢を引っ張るイメージが強いと思います。HLPでは、チームメンバーがお互いの良さを活かして一緒に進むことをこれからのリーダーシップと位置付けています。
ほかには、より高いレベルで学びたい学生のために、経済学部で実践していた少数選抜の特別プログラムを用意しています。また、ビジネスで使える英語習得を目指し、経営学部で実践してきた「英語で学ぶ授業」が、学べるようになります。
経済経営学部では、理論と実践を同時に学びながら、その土台にある「人間主義」のもと、しっかりと自らの人生設計をしてもらいたいと考えています。私たちとぜひ対話をし、課題解決にチャレンジしてもらえればと思います。
提供:創価大学

