多くの大学が集う東京・文京区本郷にキャンパスを構える東洋学園大学。4月21日に開催されたオープンキャンパスを高校生記者が体験した。1日の様子を伝えよう。
体験したのは2人の高校生記者!
大学ってどんなところ?まずは大学の特徴を知る
東洋学園大学のオープンキャンパスは、全体説明からスタートする。会場となったホールでは、始まるまでの待ち時間、2023年度学園祭「フェニックス祭」のダイジェスト映像が流され、大学生活の一端に触れられた。
まずは辻中豊学長が大学の特徴について紹介。キャンパスが都心にあるという利点をアピールし、「東京でしかできない学びができる」と強調した。
辻中学長は、「高校には探究型学習がありますが、大学に入ると学問をします。学問とは問いを学ぶこと。本学は社会にもっとも近い学びができます。社会と触れ合いながら、自分は何をしたいのか、社会がどうなっているのか疑問をもち、課題を追いかけることで、次第に自分がやるべきことが見えてきます」と説明。
高校と大学の学びの違い、都心という環境を生かした学びの可能性に、来場した多くの高校生は興味津々だった。
続いて、大学が擁する3学部「現代経営学部」「人間科学部」「グローバル・コミュニケーション学部」の教員による学部紹介や、入試室による入試の説明が行われた。入試対策についても触れられ、参加者にとってお得な情報が満載だった。
学科ごとの学びがよくわかる「学部説明・ミニ講義」
その後、学部ごとの教室に移動し、学部説明とミニ講義が行われた。Ranさんが選択した「現代経営学部」では、「コンビニのロールケーキはなぜ横倒し?」というテーマで、マーケティング戦略を専門とする本庄加代子教授がミニ講義を実施。講義冒頭では、「どうしてだと思いますか?」と会場に質問が投げかけられる。高校生や保護者にも参加してもらう双方向型の講義は和やかな雰囲気で進んだ。ヒット商品の生まれる仕組みに、Ranさんもとても関心を寄せたという。
一方、ひかるさんは「人間科学部」を選択。「人を支える人」として社会に貢献できる人材を育てている。説明会では、「心理カウンセリング」「スポーツ健康」「人間社会」の3コースそれぞれに、人の支え方があることが紹介された。ミニ講義は「やる気の心理学」と題された授業を実施。充実した大学生活を送るために必要な「PDCA(計画・実行・評価・対策)」をいかに回していくか、説得力のある講義が行われた。「成功経験なくして自信はつかない。成功の積み重ねが大事だけれど、成功しなかった時、なぜできなかったのか考えることも大切です」という話は、受験勉強のモチベーションアップにもつながる内容だといえる。
ミニ講義が終わるとちょうどお昼時になっていた。明るいカフェテリア形式の学食に案内された2人。チュロスとハンバーガーのどちらかを選択し、飲みものとともに無料で受け取れる。ひかるさんはチュロスを、Ranさんはハンバーガーをそれぞれ選び、ランチタイムを過ごす。午前中の緊張はいつの間にかほぐれ、「おいしい」とランチタイムを楽しんだ。
ひかるさんは「チュロスはほどよい甘さで、授業の合間にサクッと食べるのにぴったりだと思いました」とにっこり微笑む。
個人的に、もっと知りたいことが相談できる「個別相談」
食事を終えると、「個別相談」に参加。Ranさんには、現代経営学部の学部説明を担当していた隈本純教授が対応してくれた。Ranさんは奨学金のこと、一般入試を受ける場合の勉強の進め方、公務員試験のサポートについて質問。奨学金については、入学後すぐに学生支援課に相談する必要があることがわかった。「学生支援課は授業のとり方や生活についての相談もできるのですか?」との問いかけに、隈本教授は「アパートを探す相談などはできるけれど、単位や成績のことは教務部になります。担任制なので教務部と連携して相談にのりますし、担任にはオフィスアワーにいつでも相談できます」との回答。
大学選びについても「他大学とも比較して、保護者とも相談して決めるといいですよ」と、丁寧な応対で、Ranさんはとても満足した様子。
一方、心理学に関心のあるひかるさんに対応してくれたのは、人間科学部心理カウンセリングコースの相羽美幸教授だ。人間科学部のコースの違い、資格取得のこと、全体の雰囲気など、熱心に聞く様子が見られた。
続けて2人が参加したのは、実際に学んでいる学生による個別相談だ。対応してくれた荒木玲奈さんは、グローバル・コミュニケーション学科の4年生。ひかるさんはグローバル・コミュニケーション学科を選んだ基準や学校選びで比較するポイントを、Ranさんは行事やサークルのことを聞いた。年齢の近い学生だけに、サークルのことなどで話がはずむ。学園祭では学生が主体的に行動していると聞き、「主体的にどう動くのですか?」と突っ込んだ質問も。次々と高校生記者が投げかける質問に、よどみなく大学をアピールできる大学生の姿に、数年後の自分の姿を重ねることができたのではないだろうか。
都心にあることを実感できる眺望バツグンの「キャンパスツアー」
最後に小グループに分かれ、在学生がガイドを務める「キャンパスツアー」に参加。まず、12階建てキャンパスの最上階にある、リニューアルされたばかりの屋上庭園から案内された。都心を見渡せる眺望が自慢だ。カフェ風のカウンター席にはコンセントがあり、心地よい日差しのもと、パソコン作業を行うこともできる。さらに11階には、観覧席のついた体育館。こちらもリニューアルしたばかりで土足で入室できる床材になった。次に案内されたのは6階の図書館。教員による「大学生のうちに読むべき選書」が紹介されているほか、安全性に配慮された可動式書庫など、学生が積極的に利用したくなるような工夫が凝らされている。
次に訪れた3階のグローバルラウンジは、学生の憩いの場として人気。奥のスペースには国際交流センターがあり、海外からのインターン生やネイティブ教員と英語で会話する機会も多いという。人気マンガの英語版なども豊富で、自分に合った語学学習ができそうだ。別棟の4・5号館にも案内され、大学らしい大教室、パソコンが置かれたメディアセンター、トレーニングジムを見学した。
大学生活の過ごし方が将来につながることを意識できた有意義な1日
一通りのプログラムを体験した2人。最後はアンケートに答えることで回せる「産学連携グッズガチャ」に挑戦。同学の学生が企業とコラボして制作したグッズがもらえるお楽しみ企画だ。Ranさんはラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)とのコラボグッズの付箋を、ひかるさんは佐賀県の企業とコラボした「楠(くすのき)の端材を利用したEco Block」&オリジナルブレンドアロマをゲットした。
希望していたグッズを引いた2人は、オープンキャンパスを締めくくる幸運に大満足。東洋学園大学の特徴的な魅力に触れることができ、大学選びのポイントがわかる有意義な1日となったようだ。
- 【東洋学園大学】
- オープンキャンパス
- 6月30日(日) 7月14日(日) 8月24日(土) 8月25日(日)
- 入試対策講座
- 7月31日(水) 9月29日(日)
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ひかるさん