同助成金を活用して、カリフォルニア大学バークレー校に留学した文学部文学科日本文学専攻の中村賢さん(私立山梨学院高校出身)。海外トップ校での留学についてインタビューをしました。
留学に行こうと思ったきっかけ
中国の政治経済に興味があったので元々は中国に留学するつもりでした。実は北京大学への留学が決まっていたのですが、コロナで留学が延期になってしまい・・・。でも、世界の株式の時価総額の50%がアメリカの金融市場であるということを目にして、「アメリカで金融を学んだら、金融の最先端を学べるかもしれない」と考えて、金融の勉強をするためにカリフォルニア大学へ留学しました。
中国留学からアメリカ留学への方向転換で大変だったこと
中学生の時にオーストラリアへ1か月間留学するプログラムに参加したことはありましたが、実は僕英語が苦手だったんです。自分は英語向いてないんだなと思っていましたが、結局それって「どうせ自分は英語がしゃべれない」って自分で自分を決めつけていたことに気づいたんです。
コロナで中国へ留学できなくなってしばらく落ち込みましたが、後で「あの時ああしておけばよかったな」っていう後悔は一生消せないので、大学の先生からトップオブユニバーシティを紹介していただいたのもあり、アメリカ留学に切り変えて2か月という短期間でとにかくTOEICの勉強を詰め込みました(笑)
今後の目標や夢を教えてください。
「自分が尊敬できる人間になる」というのがまずあります。複数内定をいただいた中、銀行の法人営業として経営者の方々と関わる道を選択しました。ひとえに「金融が好き」「ビジネスが好き」「経営者と話すのが好き」っていうところで、好きを軸に、金融のプロとして活躍したいと思ってます。それを通して成長していって、定年後はコンサルタント会社か資産運用会社を作り、できるだけ多くの人にお金の知識を得る手助けをしていけたらいいなと考えています。
- 【中村さんから高校生にメッセージ】
- 勉強には色々と効率的なやり方がありますが、僕は全然忘れてもいいから暗記のプロセスとか、頭に入れる方法を身につけるのが大事だと思います。最初嫌いでも、時間をかけて好きなところを見つけていくっていう努力は、今後の人生で活きる場面はいくつもあると思います。それから、ちゃんと高校生生活を楽しむっていうのが、鍵だと思います。遊びって軽視されがちですが、友達を作って遊ぶことで健全な人間になれるはずだと僕個人は思います。
提供:明治大学