一般大衆に広く愛好される文化「ポピュラー・カルチャー」を研究する創価大学文学部の森下ゼミ。今回は、森下ゼミの学生2名に研究室での学びなどについて話を伺った。
アイドル同士の関係性を研究
――なぜ文学部に進んだのですか?
齋藤:もともと日本語や小説に興味があり、小説家の先生が講師として指導してくれる授業もあると知り、志望しました。
山口:進路に迷いがあるなかで、表現文化メジャーは文学部の学科が一つにまとまっていて、いろいろと学べることを知りました。ここなら、大学に入ってから好きなことを見つけられると考えたからです。
――お二人の研究について教えてください。
山口:関西弁が全国的に日常会話で使われるようになった理由を、仮説を立てて考察しているところです。文献だけでなく、SNSのつぶやきなども参考に調査していますが、対象を絞ることに苦労しています。
齋藤:私はアイドル同士の関係性について研究しています。アイドルについての研究自体は目新しくありませんが、先生と話し合うことで他とは違う切り口を見つけられました。
サークルに入らなくても先輩とのつながりが生まれた
――ポピュラー・カルチャー研究の魅力は?
齋藤:かつてはサブカルと呼ばれるなど、アンダーグラウンドだったものが、人の「好き」のパワーで市民権を得ました。その「好き」という熱意を感じられることだと思います。
山口:ポピュラー・カルチャーといっても映画とか音楽とかいろいろなジャンルがありますが、共通してワクワクしますよね。そうした身近なものについて、今まで見えていなかった視点を発見できることです。
――高校生にメッセージをください。
齋藤:創価大学は、学生へのサポートがとても手厚いと思います。たとえば、「キャリアビジョン」という授業では、4年生が経験者の立場で就職活動対策をサポートしてくれます。私はサークルに入っていないので、縦の関係があまりないのですが、この授業のおかげで先輩とつながることができ、就職活動への心がまえができました。
山口:表現文化メジャーのおかげで、期待通りさまざまな学びができました。ポピュラー・カルチャーのゼミにいながら、それとは別に好きな日本史を学べたのもそのおかげです。高校生のうちからも好きな領域には何でも挑戦してみてください。そうすることで世界が広がります。
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提供:創価大学