全道大会で圧勝し、団体で22年連続出場を決めた。悲願の全国初優勝を目指す。

男子部員20人が切磋琢磨して、チーム全体のレベルを上げてきた。エースで主将の榊原耕平(3年)=北海道・札苗中出身=は「レギュラーメンバーだけでなく、どんなときでも、みんなで練習して、みんなが強くなるのが尚志」と話す。

昨年のインターハイ8強の永野慎悟(3年)=同・岩見沢光陵中出身=・榊原組がエースだ。他の部員も、河野斗夢(2年)=同・津別中出身=・原芳生(3年)=同・北白石中出身=組が全道優勝、服部健也(3年)=同・北白石中出身=・清水有生(3年)=同・岩見沢光陵中出身=組が同準優勝と結果を出し、エースペアに遜色ない実力を付けた。就任17年目の渡部康弘監督(49)も「歴代でも一、二のチームになるかも」と話す。

伝統的に、前衛主体で攻めるテニスが特徴だったが、「後衛も攻める練習を積んで、本州でも戦えるようになった。体力と気力も付けて臨みたい」と榊原。

「今、マッチポイントだぞ!」などと、本番を想定した練習を多く積み、勝負強さも培った。河野は「頼りになる3年生がいるので、ぜひ団体で日本一を取りたい」と意気込んでいる。 (岡崎敏)