先輩たちは、高校生活の中で苦しいときや挫けそうなときをどのように乗り越えていったか? 高校生新聞では、この春卒業し、高校生新聞による表彰「高校生新聞社賞」を受賞した先輩たちに質問をぶつけてみた。

1 手紙で思い伝えた

春に活動を開始して、委員長として新しいことに挑戦することを目標としてきました。進路委員会で進路だよりという刊行物を発行したり、進路資料室をこまめに整理整頓したりしていましたが、週に1回の活動ペースで忘れてしまう人も多く活動への参加者が少なくなっていくことに悩みました。そのため、活動に来なくなってしまった人たちに向けて手紙を出すことにしました。その結果、手紙を読んでくれた人たちがまた活動に参加してくれるようになりました。(東京・桐ヶ丘高校 横山省吾)

2 仲間からの励ましが力に

私は部活動のなかで、最後の1年間は部長を務めてきました。部員からの信頼を得るため、自分なりに尽くしてきたつもりです。それでも失敗することが多々あり、そのたびに仲間に支えられてきました。部活動外でもたくさんの方からの励ましもありました。応援してくれている人のことを思えば、どんな壁も乗り越えることができました。(三重・松阪商業高校 園部美咲)

3 悩みを人に話した

この時期は関東大会や全国大会への予選など試合が続きました。思うように勝てなかったり、体調を崩してしまったりなど、不調が続いてしまいました。この時に一人で悩むのではなく、友人、先輩、先生、そして家族と話すことによって、悩みを自分の中だけに溜め込まず、外に出すことによって乗り越えていきました。人は一人じゃない!(神奈川・神奈川大学附属高校 秋田結衣)

4 「できる」と信じ続けた

常に自分の本当にやりたいことは何だろうか と思い悩み、苦しいことやくじけそうなことはあります。絵を描くのは好きですが、それは別にうまく描けるということではないのだと、ネガティブに考えることも多いです。でも苦しいときもくじけそうなときも、絵が好きだから続けられるんだと自分を奮い立たせて、「できる!」という強い思いで乗り越えています。(福岡・北海道芸術高 校福岡サテライトキャンパス 吉川えまふ)