応募総数16,085作品が寄せられた國學院大學・高校生新聞社主催『第22回全国高校生創作コンテスト』。各賞ならびに学校賞が決定し、2018年12月2日(日)には國學院大學渋谷キャンパスで表彰式が行われた。応募数の詳細と各賞の結果は以下の通り。

【応募総数】
16,085作品
 
短篇小説の部 971作品
 
現代詩の部 1,265作品
 
短歌の部 4,174作品
 
俳句の部 9,675作品

団体賞

文部科学大臣賞
埼玉県立浦和第一女子高等学校
特別学校賞
群馬県立太田高等学校
長崎県立大村高等学校

 短篇小説の部

最優秀賞
「遠き虹への反逆」野口 創(福岡県立筑紫丘高等学校2年)
優秀賞
「蝉氷」一丸 日向子(埼玉県立浦和第一女子高等学校1年)
「日曜日」馬場 清歌(埼玉・淑徳与野高等学校3年)
佳作
「色」三枝 鈴音(広島県立呉三津田高等学校1年)
「クオリア」藤原 有梨(兵庫県立小野高等学校2年)
「言の葉」山口 真依(川崎市立川崎高等学校2年)
「フーセン」片瀬 愛梨(東京・大妻高等学校1年)
「鼻の奥で香る恋」岸本 春花(福島県立会津学鳳高等学校2年)
入選
「カケル」武藤 結衣(埼玉・狭山ケ丘高等学校2年)
「そして、乙女の腹に乗る」檍 里佳子(兵庫県立長田高等学校1年)
「赤いコオロギ」大内 侑美(三重県立桑名高等学校1年)
「先生の笑顔」森 萌華(三重県立桑名高等学校1年)
「ジャムとピアノとバイオリン」乾 迪保(岡山・津山工業高等専門学校2年)
「高速道路地蔵」大野木 一博(岡山・津山工業高等専門学校2年)
「自分の価値」野田 真菜(福岡県立北筑高等学校1年)
「ラストノート」宮澤 栞菜(埼玉県立熊谷女子高等学校3年)
「自由の鳥」金 雪芽(東京・東京電機大学高等学校1年)
「惑う小瓶」山本 佳奈(千葉県立佐倉高等学校2年)

現代詩の部

最優秀賞
「ながめの息を」藤井 志穂(広島市立舟入高等学校2年)
優秀賞
「衷情」奥田 由珠香(東京・女子学院高等学校1年)
「ひと言ぶんの等星」村上 陽香(北海道・立命館慶祥高等学校1年)
佳作
「窓に、アオ、咲え!」黒肱 奈乃子(沖縄・N高等学校 沖縄伊計本校1年)
「日常のトランスフォーメーション」有泉 遥(埼玉県立浦和第一女子高等学校2年)
「淡々と」薄衣 唯華(神奈川県立川崎高等学校1年)
「さいわい」瀨口 愛奈(福岡県立修猷館高等学校3年)
「骨と夢」加藤 優奈(埼玉県立鴻巣高等学校3年)
入選
「淡色」吉永 博紀(東京・淑徳巣鴨高等学校1年)
「かくれんぼ」矢田 安侑子(神奈川県立麻生高等学校3年)
「鏡の中から正しき声が手を伸ばす」野口 真絢(東京・朋優学院高等学校2年)
「僕と私で」鈴木 僚介(神奈川県立川崎高等学校1年)
「止まらない”時間”」伊藤 朋香(宮城・常盤木学園高等学校2年)
「オルゴール」草加 修宏(岡山・津山工業高等専門学校1年)
「部屋」宮﨑 淳也(佐賀・早稲田佐賀高等学校2年)
「献花」森中 健人(兵庫・灘高等学校1年)
「夏の果て」春日 朋佳(青森・八戸工業高等専門学校2年)

短歌の部

最優秀賞
「サメよりもはるかに大きいイワシの群れみんながいれば怖くないんだ」
永田 海生(長崎県立大村高等学校3年)
優秀賞
「人は言う武器を持てば安全と武器を持つから傷つけ合うのだ」
宮﨑 淳也(佐賀・早稲田佐賀高等学校2年)
「大きくて硬く丈夫な祖父の手は人生語る無言館かな」
谷 英里紗(千葉県立安房高等学校3年)
佳作
「二年前地震がさらったこの町に今咲き誇る名も知らぬ花」
平嶋 遥歌(熊本・熊本信愛女学院高等学校3年)
「放課後に君にもらったソーダ水泡立つ心を君は知らない」
白沢 貴悠(群馬県立太田高等学校1年)
「名の由来愛に恵まれますように生涯誇れる親の贈り物」
山邊 愛恵(長崎・聖和女子学院高等学校1年)
「夏の夜に瞬く星を眺めては僕の未来は未知数だと知る」
大塚 佑介(福岡・西日本短期大学附属高等学校1年)
「今日の花あしたあるかはわからないただ今日だけをひっしに生きる」
川名 遼(千葉県立安房高等学校3年)
入選
「曖昧に愛す藹とは相容れぬ哀を合図に遭い、逢い、会いたい。」
井手 穂香(千葉県立若松高等学校2年)
「亡き父の引き出しあけて涙する下手くそな絵と「パパありがとう」」
川北 直果(東京・東星学園高等学校2年)
「手を伸ばせば届きそうな春の月にっこり笑った母さんに似て」
広瀬 大輝(茨城県立結城第二高等学校4年)
「脳内に削除機能がついたなら使うだろうか、いや、使わない」
舩窪 花純(福島県立会津高等学校3年)
「白線の向こうを君が駆けてゆく五月の風を味方につけて」
井嶋 南里(奈良県立畝傍高等学校2年)
「人生で今日が一番若いんだだから私は諦めたくない」
宇貫 真布(埼玉県立浦和第一女子高等学校2年)
「亡くなった祖父からの愛をいつかまた新しい芽に吹きかけたい」
岩田 凌央(埼玉県立深谷商業高等学校1年)
「戦争に断たれた夢の甲子園無念の思い未来へ託す」
羽根田 瑞希(宮城・常盤木学園高等学校2年)
「やるまえにできないと決めしないのは自分の力なめてる奴だ」
松本 愛里(長崎県立大村高等学校1年)
「思い出とともに置き行く少年のあの木のかげのむぎわらぼうし」
平和 陸斗(大阪府立堺東高等学校1年)

俳句の部

最優秀賞
「秋蝶は床伏す君の日記の上」荒井 洋太(群馬県立太田高等学校2年)
優秀賞
「土砂降りの中真顔なる雨蛙」田嶋 堅(青森県立七戸高等学校2年)
「夏暁の翠玉の海輝けり」谷野 陽輝(埼玉・開智高等学校2年)
佳作
「だるまさんが転んだをする我と蛇」南條 理沙(宮崎県立宮崎西高等学校3年)
「炎帝やみみずひれ伏すアスファルト」河原井 愛美(茨城県立水戸第二高等学校1年)
「新緑や歩幅の違ふ父を追ふ」中野渡 瑞希(青森県立七戸高等学校3年)
「草笛の得意な君のふた心」木村 詩音(茨城県立結城第二高等学校4年)
「蹴り出したボール地を這う炎暑かな」小波 蒼一朗(福岡・西日本短期大学附属高等学校1年)
入選
「色あせし絵本の赤や小夜時雨」林 里美(茨城県立下館第一高等学校2年)
「グローブの隙間に見える入道雲」長沢 叶生(埼玉県立浦和第一女子高等学校1年)
「亡き祖父に夢を語りて盆の夜」太田 慧南(埼玉県立浦和第一女子高等学校1年)
「紫陽花や画鋲ちらばる美術室」原 悠菜(愛知県立幸田高等学校2年)
「曇天の工事現場の聖夜かな」川村 海斗(青森県立七戸高等学校1年)
「草笛や妙なあだ名を付けられて」小林 空(愛知・名古屋高等学校2年)
「髪洗ふ降る死の灰を落とさうと」白井 駿助(福島県立会津高等学校3年)
「蛙啼く生きる意味など知りません」大橋 碧(茨城県立結城第二高等学校3年)
「八月のノートに残る走り書き」竹下 桃香(福岡・西日本短期大学附属高等学校1年)
「白蟻の羽がたくさん落ちる駅」松田 れんげ(長崎県立大村高等学校2年)