新シリーズ「今すぐやろう! 勉強法」は、高校生の勉強のコツを、人気予備校講師の大岩秀樹先生がアドバイスしてくれます。いつも当たり前に受けている授業。正しい授業の受け方を知ればさらに効率よく成績も伸びるはずです!ぜひ参考にしてみてくださいね。

今月のポイント!

❶ 5分の習慣で学習効率をアップせよ!

❷ 復習しやすいノートを作成せよ!

❸ メリハリある復習を心がけよ!

 

❶ 効率のよい授業の受け方

 新学年がスタートし、授業内容も3月までと比べて数段レベルアップ。そんな現実にキミは焦りを感じてはいないだろうか。特に、部活にも力を入れているとすれば、非常に限られた時間で学習することになる。そこで今月は、学習効果を高める「効率のよい授業の受け方」から話を始めよう。
 授業は、先生の講義を聴くのが行為の中心。よって、「どのように聴くのか」により、学習効果は大きく変わる。もちろん、授業内容のすべてが重要ではあるが、授業時間中ずっと同じ緊張感を保つのは難しい。そうなると、まじめに授業を受ける中で、「いかにメリハリをつけるか」がカギとなる。
 メリハリをつける方法の1つは、「自分が知りたい部分、理解しにくそうな部分」を授業前に知っておくこと。家、もしくは授業前に、教科書に目を通すだけでもメリハリをつけて授業が受けられるようになる。5分ほどでも、かなり効率よく授業が受けられるようになる、オススメの方法である。

 

❷ 効率のよいノートの取り方

授業に不可欠なのが、ノートを取る行為。黒板を写すだけになりがちだが、少しの工夫でどんな参考書にも負けない自分だけの宝物に変えることができる。
 「なぜノートを取るのか」を考えると、効率のよいノートの取り方が分かる。ノートは、復習時に授業を再現するためのメモである。つまり、黒板を写すだけでは、復習時に、なぜ先生がその言葉を板書したのかがわからなくなる可能性がある。
 例えば、ノートの3分の2に板書を写し、3分の1にはページ数や口頭での説明内容をメモする。メモはあくまでも「教科書の内容を理解するためのもの」なので、教科書に書かれていることや、内容理解に不要な情報を書く必要は無い。
 また、ノートは少々もったいなく感じるくらいに十分なスペースを確保して書くのもポイント。情報が混乱し、何が書いてあるのかがわからなくなるのを防ぐと同時に、自分で情報を加筆することも可能。こうして作り上げたノートは、効率よく学習できるだけでなく、自分にとって最高の宝物となるだろう。

 

 

❸  効率のよい復習の仕方

 最後に、限られた時間で効率よく学習するための「復習の仕方」について話をしよう。
 まずは、5分程度で教科書を確認し、授業を通じて「理解できている部分」「理解が不足している部分」を明確化する。理解できている部分は、ノートを見直し、自分の理解が正しいかどうかを簡単に確認する。理解が不足している部分は、ノートを参考に頭の中で授業を再現しながらしっかりと取り組む。こうすることで、復習にもメリハリがつき、効率よく時間を使うことができる。復習は教科書の内容を身につけることが目的なので、すでに身についている部分に時間をかけ過ぎないよう心がけよう。

 
 

今月の言葉 悩むより効率化せよ

おおいわ・ひでき
東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科人気講師。大岩先生の明るく楽しい授業で英語アレルギーを克服する生徒が続出!『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』(東進ブックス)、『みんなのセンター教科書英語』(旺文社)など著書も多数。