2冠を目指す市船橋(右)(幡原裕治撮影)

男子  東福岡と市船橋が軸

第95回全国高校サッカー選手権
(12月30日〜1月9日、埼玉スタジアム2002など)

実績的に抜きんでているのは同大会連覇を狙う東福岡(福岡)、インターハイとの2冠を目指す市船橋(千葉)だ。東福岡はDF小田逸稀(3年)、MF高江麗央(3年)、MF藤川虎太朗(3年)、市立船橋はDF杉岡大暉(3年)やDF原輝綺(3年)と、ともにJリーグ入団内定者を複数人擁しており、個人能力と組織力を高い次元で融合させている。

両校を追うのは広島皆実(広島)、野洲(滋賀)、鵬翔(宮崎)、富山第一(富山)など過去に日本一経験のある高校か。また、20年連続出場となる青森山田(青森)、世代別代表経験者が多い桐光学園(神奈川)、U-19日本代表FWの岩崎悠人(3年)が得点源の京都橘(京都)なども全国制覇を狙う。

 女子  藤枝順心が連覇を狙う

第25回全日本高校女子サッカー選手権
(12月30日〜1月8日 ノエビアスタジアム神戸など)

前回大会で初優勝を成し遂げて、今夏のインターハイも制覇した藤枝順心(静岡)がMF千葉玲海菜(2年)らを擁し、優勝候補筆頭となる。伝統校の神村学園(鹿児島)、常盤木学園(宮城)なども日本一を狙える力を持つ。香川西(香川)は創部3年目にして初の選手権に臨む。(茂野聡士)