インターハイ4連覇を果たした日ノ本学園

サッカー女子決勝は8月9日、ノエビアスタジアム神戸(兵庫)で行われ、地元・日ノ本学園(兵庫)が0−0で突入したPK戦(5−4)の末に大商学園(大阪)を破り、4連覇を果たした。

 決勝は、前半から一進一退の攻防が続いた。日ノ本学園は24分に原優香(3年)がシュートを放つなど、シュート数は相手より4本多い11本に上ったが、大商学園のGK西村清花(2年)に阻まれた。PK戦も7人目までもつれこむ接戦だった。

 インターハイ3連覇中の日ノ本学園だったが、6月の近畿予選決勝では大商学園に0−1で敗れていた。今年のチームは3年生が少ないこともあり、主将の中田有紀(3年)は「戦術の共通理解を深めるのに苦労した」という。中田は「4連覇のプレッシャーがかかっていた分、勝ててすごくうれしい」と安堵の表情を浮かべていた。

(文・白井邦彦、写真・幡原裕治)

【TEAM DATA】
1992年創部。部員46人(3年生9人、2年生19人、1年生18人)。1月の全日本高校女子選手権で2年連続3度目の優勝。