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「広告プランナーになること」が将来の夢だという塚本さんは、情報の発信者と受信者の考え方のギャップにより、「差別」「偏見」「ステレオタイプ」が生まれると考察。留学先のプログラムで、幼児の世界に自然と多様性を取り入れるための絵本制作を提案した時のエピソードをもとにエッセイにまとめています。

2021年度 国際協力特別賞
塚本 仁子さん 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 2年

 

 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

2021年夏に高校生外交官プログラムで多くのことを経験しました。そこで自分が得た知見を多くの人に共有することで、より多様性受容の進んだ社会に近づけられると考えました。コンテストでもし受賞することができれば多くの人に見てもらえると思ったので、応募を決めました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

情報の発信者と受信者それぞれから見えている世界の違いです。普通の人が簡単に発信者になれる現代において、必要なものの見方だと考えて書きました。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

私が上記のことを表現する発信者となるので、できるだけ読み手に自分の考えを正確に伝えるため、表現の仕方にすごく悩みました。また、「果たしてこれでテーマに沿っているだろうか」と何度も考え直し、書き直しを繰り返しました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

授賞式後の交流会がとても楽しくて、エッセイを書いてよかった!と思いました。国際協力などに興味のある同世代の方と話せることはあまりないので、オンラインでしたが貴重な機会でした。

 

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

私は書くことがあって、そこからコンテストの応募を決めました。そのためか、書いている途中でコンテストのテーマと自分の書いていることがズレていくことが多々ありました。修正は大変でしたがその分気持ちがこもった自分らしい文章にもなったなと思います。文章は俯瞰的に、でも熱意を伝えたいところは一息で、文章のくせも気にせずに一度書いてみると素敵な文章が書きやすいと思います。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

見た人が誰も傷つかないことと、人の心に残ることを両立させた広告を作りたいです。広告から多様性受容を広められたらなと思います。