明治大学 国際日本学部4年の五十嵐あきさん(川崎市立橘高校出身)は、大学の留学プログラムを利用して、半年間フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドでインターンシップを経験した。現在は留学経験を活かして就職活動に励む彼女に、話をきいた。

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イギリス人女の子のひとことで自信がついた

もともと接客業に興味を持っていて、将来は海外で働きたいと考えていたことがプログラムに参加した理由です。フロリダに行った当初は、英語圏で働くことや知らない土地で暮らすことに不安がありましたが、1か月が経つ頃にはとても楽しく、充実した日々をすごせるようになりました。同僚やルームメイトの支えが大きかったと思います。

ディズニーワールドには、世界中からゲストが訪れます。とくに印象に残っているのは、5歳の誕生日旅行で来ていたイギリス人の女の子。私が誕生日バッジにメッセージを書いて渡すと、とても喜んでくれて、「あなたと話したことが、ここに来て一番の思い出だよ!」と言いハグし、自分がお気に入りのシンデレラのピンをくれました。英語でコミュニケーションが取れたこと、そしてゲストに喜んでもらえたことがとてもうれしく、自信を持てるようになりました。今でもそのピンは大切にしています。

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『外国人』として働いた経験を活かして…

このときの海外インターンシップを経て、興味を持ったことを深めること、挑戦することの楽しさを学びました。ディズニーワールドでは自分自身が外国人として働きましたが、同僚たちは私を「日本人」とカテゴライズせず、「私自身」として受け止めてくれていたと感じています。しかし、帰国後、日本では外国人労働者に対する受け入れ態勢が不十分だったり、彼らがありのままの姿で暮らすことができていないという実情を知り、誰もがありのままで暮らせる社会を考える「多文化共生」の考え方についてゼミで学ぶようになったんです。

将来はこうした学びを活かし、在留外国人の実情や多文化共生の考え方について「知ってもらう」「認知を広める」といったことに関わりたいと考えています。現在、WEBメディアを運営する会社で長期インターンシップに挑戦しています。PR業界や広告業界の仕事に就けるよう、就職活動をしたいと思います。

明治大学 国際日本学部は、自分次第であらゆる方向に学びを展開できます。私は高校時代にさまざまなことに興味があり、大学で学びたいことを絞ることができませんでしたが、国際日本学部ではその興味を絞るのではなく、より深く掘り下げて学ぶことができました。結果として多角的な視点が身についたと感じています。

世界各地から集まった学生とともに「日本と世界をつなぐ力」を育む国際日本学部【公式ページ

【五十嵐さんから高校生にメッセージ】
高校時代、私は3年の10月までダンス部で部活を続けていました。夏休みになりクラスの友人たちが部活を引退して受験モードになっていくにつれて、勉強に時間を割けないことにとても焦り、悩む時期もありました。だけど、部活と勉強で割り切って、気持ちを切り替えることで効率的に勉強ができるようになり、両立できるようになっていったのです。部活と受験勉強の両立に悩む高校生は多いと思いますが、どちらもあきらめず、全力で取り組むことで悔いのない高校生活を送れるのではないでしょうか。1度しかない高校生活、ぜひあきらめずに全力で過ごしてほしいです。部活も受験勉強も応援しています!