東京大学の2020年度一般入試(前期日程のみ)は2月25・26日(理科三類は27日も)に実施され、合格発表は3月10日に行われる。出願期間は1月27日から2月5日まで。センター試験の成績による第一段階選抜(足切り)の結果は2月12日に発表される。

東大入試は、1・2年生が学ぶ教養学部の6つの科類ごとに募集区分が設けられている。

駿台予備学校とベネッセコーポレーションがセンター試験の自己採点結果などを集計した「データネット」で東大を志望する受験生は、文科系が前年の98%、理科系が97%と前年並みだった。

文科系の内訳をみると、法学部などに進む文科一類が110%と増えたのに対し、経済学部などに進む文科二類が90%、文学部などに進む文科三類が95%と減っている。

理科系の内訳をみると、工学部・理学部などに進む理科一類が101%と前年並みだったのに対し、農学部・薬学部などに進む理科二類が86%と減少、医学部医学科に進む理科三類が93%とやや減っている。

例年、センター試験後に科類間の志望変更があるため、実際の出願結果は、これからの傾向から変わる可能性がある。

データネットでは「例年通りのハイレベルな入試に大きな変化はないことが予想される。東京大は個別試験での勝負となることから、早期に気持ちを切り替えて、十分な準備をして個別試験に臨んで」と呼び掛けている。

東大の前期日程試験の科類ごとの募集人数は次の通り。後期日程試験は実施しない。

文科一類:401人

文科二類:353人

文科三類:469人

理科一類:1108人

理科二類:532人

理科三類:97人

合計:2960人