高校生活で大変なことのひとつは、定期テスト。テストに向けて、暗記など勉強を頑張っている人も多いのではないだろうか。大学生になると、テスト形態や求められることも大きく変わる。大学生に、テスト事情の変化について教えてもらった。

自分自身としっかりと向き合う必要がある

高校生のテスト期間は、特に日本史などの社会科目に出てくる人物名や事件名を大量に暗記する生活を送っていました。出題形式は一問一答式の問題が前半に出され、最後の方に少し記述式の問題が出題されるのが一般的でした。

私が通う大学のテストでは、一問一答式はほとんどありません。初めは「暗記量が少なくなって楽!」と甘く見ていましたが、覚えるだけじゃだめって結構大変なことなんです! 事柄の内容説明はもちろん、その事柄がどのように検証され現在にどう活かされているか、そして自分の意見を書く問題もあります。覚えるだけでなく、出題される事柄と自分自身がしっかりと向き合う必要があるんです。1時間の試験で1000文字くらい書くこともあるので手が疲れます(笑)(リサ・私立大学文学部)

より専門的な分野を学べる

高校時代に培った姿勢は貴重

私が大学生になってみて、高校時代のテストと違いを感じた所は2つあります。

ひとつ目は、テスト形式が複数ある点です。高校の定期テストは、ペーパーで筆記試験が当たり前でしたが、大学に入学してから、筆記試験以外にWeb受験やレポートでの試験など、さまざまな試験形態を経験するようになりました。

ふたつ目は、高校時代とは比べ物にならない知識量がもとめられ、難易度も高いことです。この背景には、高校時代とは違って、大学ではより専門的な分野を学びます。さらに、同級生だけでなく、2年生から4年生の先輩と受講する機会も増えて、必然的に高度な内容が問われるのではないかと感じています。学べることにあると私は思います。しかし、高校時代に培った基礎知識や勉強に対する姿勢というのは、大学で貴重なものになると実感しているので、ぜひ高校生は大日々事にしてほしいです。(N.U・私立大学文学部)