国際地理オリンピック日本代表の4人。左から中尾俊介君、高野広海君、植山隆斗君、飯田菜未さん(国際地理オリンピック日本委員会提供)

世界の高校生らが地理の力を競う第16回国際地理オリンピックが2019年7月30日から8月5日まで香港で開催され、日本代表として高校生4人が参加。1人が銅メダルを獲得した。文部科学省と国際地理オリンピック日本委員会が発表した。

大会は大学などの教育を受けていない16~19歳が対象。世界44カ国・地域の166人が参加。

日本代表は、国内大会の成績優秀者から4人が選抜された。このうち、中尾俊介君(京都・洛星高校3年)が銅メダルを獲得した。中尾君は昨年の同大会にも出場している。

日本からはほかに、飯田菜未さん(茨城県立土浦第一高校3年)、植山隆斗君(東京・早稲田高校3年)、高野広海君(千葉・渋谷教育学園幕張高校3年)が参加した。

個人競技は、選択式のマルチメディア、記述式、フィールドワークの3種類の試験からなる。メダルは上位12分の1に金メダルが、続く12分の2に銀メダルが、続く12分の3に銅メダルが与えられる。国ごとのチームで取り組むポスター発表もある。

来年の日本代表を選抜する国内大会の1次試験は2019年12月14日に開催予定。募集は9月1日から11月15日まで。