★JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストの募集要項はコチラ

2018年度審査員特別賞 森 咲野花さん(佐賀県立鳥栖高等学校2年)

 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

私は高校1年生の夏、佐賀県のオリンピック事業の一環でフィジーに行きました。初めての外国で受けたカルチャーショック、子どもたちの行動から感じ取った「幸せの形」。心の中に鮮明に刻み込まれたフィジーでの生活や考えたことを自分の言葉で表現し、発信したい。そんな思いで今回のエッセイコンテストに応募しました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

フィジーの男の子が持っていた1本の定規が私の幸せに対する価値観、考え方を変えたということです。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

限られた字数の中でフィジーでの経験のどの部分を切り取り、書くかということを日々考えていました。何度も推敲し、出来るだけ多くの時間をかけることで、自分の思いや考えに深みが出るようにしました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

 

心の中に生き続けている1年前の出来事や様々な感情で心が満たされていた帰国時の自分に触れ、向き合うことができ、人生の中でフィジー派遣がどれだけ大きなもので、影響を受けたのかということを改めて実感しました。私とフィジーという国をつなげてくださった佐賀県の方々に少し恩返しができた気がして嬉しいです。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

私はフィジーに行ったとき、感じたことや思いついたことを単語単位でもメモ帳に走り書きして、寝る前に文章にしていました。何かを感じたその一瞬は、きっとみなさんにとってかけがえのないものになるはずです。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

 

発展途上国の子どもたちの笑顔を作りたいという気持ちが自分の中にあるということを、エッセイを書き進めていく中で感じました。将来、仕事としてその思いを実現させるのかは分かりませんが、もっと世界に目を向け、実際に国を訪れることで自分の目で世界の現状をとらえ、多くのことを学び、吸収していきたいです。