★JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストの募集要項はコチラ

2018年度外務大臣賞 斉藤 舞さん(佐久長聖高等学校2年)

活動の様子

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

昨年の夏、私はトビタテ!留学JAPAN の奨学金制度を活用してカンボジアへ公衆衛生ボランティアに行きました。日本にいただけでは分かり得ない、現地で見たこと、感じたことが沢山ありました。それら渡航の前後で自分の中で起きた心境の変化をエッセイを通じて 言語化し、より多くの方々と情報を共有する良い機会ととらえ今回応募しました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

現地の子どもたち

東南アジアの発展途上国のひとつ、カンボジアの実情です。私は現地での活動を通じて、想像を超える人々の貧困状態と劣悪な衛生環境に衝撃を受けました。考えうる対策は、各国からの途切れのないボランティアによる支援です。人々の生活を支え続ける事の必要性を強く感じたからです。エッセイを読んだ方が、自分も何か出来るかなという気持ちに少しでもなっていただけ たらうれしいです。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

伝えたいことがたくさんあり、文字数が制限されている中で全てを書き表すのに苦労しました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

帰国直後にエッセイを書くことで留学全体を振り返り、留学中に感じた気持ちや思いを整理することができました。最優秀賞という光栄な賞をいただき、表彰式にて国際分野で活躍されている先生方とお話させていただけたこと、海外研修に参加する機会をいただいたことなど、今後に繋がる学びの機会をいただけたことです。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

まずは現在の国際問題に関心を持ち、途上国における課題や途上国支援の在り方などについて疑問を持つことが大切だと思います。そして、その疑問を解決するために実際に現地に足を運んでみる、もしくは本やインターネットを駆使して情報を集積したり、その分野に携わる人に直接話を聞いて自分なりの答えを見つけ、ありのままを文章に表現するといいと思います。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

今世界では持続可能な開発目標(SDGs)が掲げられ、その目標達成のため各国で取り組みがなされています。私は将来医師として人々の健康を守り、SDGsの3番目の目標である「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献したいと考えています。まだ高校生なのでできることは限られていますが、一歩ずつ夢に近づけるよう頑張ります。