古着店でアルバイトをする近藤さん(右)

私は古着屋でアルバイトをしている。毎日服を買い取り、売り場に出す。ここでリサイクルが成立する。ハイブランド、限定モデルやその国でしか買うことのできない服、さらに日本人に親しまれているブランドなど、種類は盛りだくさんだ。

お客さまの中には、自分でリメイクして着たり、服飾雑貨に作り変えたりする器用な人もいる。私もそのような技術を身に付けたいと感じる。

誰かが大切に着てくれる

服の状態などを考慮し、店頭に出せないものは、衣類を必要としている国に送られる。自分が着なくなっても誰かが大切に着てくれると思うと、自分も服を大切に着ようと思える。

今、古着といえばよく耳にする東京の下北沢や高円寺には数多くの古着屋がある。古着屋巡りは楽しい。1枚1枚が1点もので、自分のコーディネートに、付け足しすることができることが古着の魅力であると考える。また、自分でゲットできなかったものが見つかったときは最高だ。

古着を着ることについて、「他人が着たものだから」と抵抗感がある人もいるだろう。だが、古着産業は限りある資源を大切に使う取り組みの一つなのだ。
(近藤花帆・3年)