世界の高校生が生物学の理論問題や実験問題の難問を解いて競う第30回国際生物学オリンピック(IBO)が夏にハンガリーで開催される。国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)は日本代表の高校生を決めた。

日本代表として参加する予定なのは次の4人。

第30回国際生物学オリンピックの日本代表4人と次点の2人。前列左から小野君、椋木君、松房さん。後列左から伊藤君、長谷川君、星野君(国際生物学オリンピック日本委員会提供)

小野俊祐君(鳥取県立鳥取西高校3年)

長谷川修造君(兵庫・灘高校2年)

星野敬太君(神奈川・栄光学園高校2年)

椋木優斗君(兵庫・灘高校3年)

また、日本代表が国際生物学オリンピックに参加できなくなった時にかわりに代表となる「次点」として次の2人が選ばれた。

伊藤想也君(福岡・久留米大学附設高校)

松房愛実さん(東京・桜蔭高校)

6人は、全国の4189人が受けた日本生物学オリンピックで、三次にわたる選抜を経て選ばれた。大学教員などによる特別教育を受けて、国際大会に臨む。

国際生物学オリンピックは、世界の高校生が生物学の理論問題や実験問題の難問を解いて競い、国を超えた交流も深める。2019年は、7月14日から21日までハンガリーで開催される。昨年は71カ国・地域から269人の生徒が参加し、日本代表4人は、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得している。2020年は長崎で開かれる。