勉強法についての悩みに、多くの受験生を合格へと導いてきた各教科の先生が、大学受験突破のためにアドバイス。駿台予備学校の英語科講師の増田悟先生に東京大学の英語を解くためのポイントについて答えてもらった。(構成・安永美穂)

Q. 東大入試のリスニング対策のポイントは?

A. 30分間聞き続けるだけの集中力を身につけよう。

 

東大入試のリスニングは、読まれる英文のレベルが高いだけでなく、30分間にわたってその英文を聞き続ける集中力も求められる。集中力を維持するには、聞こえてくる単語と単語や、文と文のつながりを正確に理解する必要があるので、その前提となる読解力をつけることを第一に考えよう。

読解問題において「目で見て」理解する内容を、リスニング問題では「耳から聞いて」整理するのだと考え、普段の練習でもただ英文を聞き流すのではなく、意味を正確に理解することを意識してほしい。

作業と並行して聞く練習をしよう

日頃から何らかの作業と並行しながら英語を聞く練習をしておくことも、集中力の維持には効果的だ。リスニング教材の音声を聞きながら問題を解くほか、聞き取った英語を書き取る「ディクテーション」や、聞こえた英語をそのまま声に出して言ってみる「シャドーイング」に取り組むのもよいだろう。

試験本番では、リスニングが開始される前に設問と選択肢に目を通しておこう。リスニングとはいえ、選択肢の意味を正確に読み取るうえでは読解力が問われる。前もって設問や選択肢を読み込んでおくことで、音声が流れ出したらその内容を聞く作業に集中できるようにしておくことが重要だ。

 

増田悟先生

(駿台予備学校 英語科講師)

ますだ・さとる 東京都出身。東大大学院ではロシア文学を専攻。分かりやすく熱意あふれる正統派の授業が身上。