平成最後となる今年のセンバツ高校野球。21世紀枠代表校3校を含めて、全国から32校が選出されて、3月23日から阪神甲子園球場で熱戦が展開される。近畿地区の注目選手をピックアップした。(文・手束仁、写真・ジャスト・プランニング)

水谷祥平(京都・龍谷大平安2年)

京都府大会は3位ながら近畿大会を制した龍谷大平安。その原動力が近畿大会は背番号11ながら主戦格だった野澤秀伍(2年)と主将で4番を任されている水谷祥平(2年)だ。水谷は近畿大会4試合で16打数9安打と大当たり。毎試合確実に安打するシュアな打撃でチームを率いていった。精神的にも強いものを持っており、新チームがスタートした時から原田英彦監督は迷うことなく主将に指名した。

試合前の龍谷大平安の生徒たち

野口海音、井上広大(大阪・履正社2年)

2年ぶり8回目出場となる履正社(大阪)は投打に逸材ぞろいでチーム力も高い。前チームから残った野口海音(2年)、井上広大(2年)らが中心となってチームを引っ張る。近畿大会では準決勝で龍谷大平安に完敗するもろさも露呈したが、個々の能力は高い。それだけに春へ向けてチーム力は上がっているはずだ。