名古屋大学(名大)は、2019年度一般入試個別試験(2次試験)の出願受け付けを1月28日から2月6日まで行っている。駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営するセンター試験の自己採点集計「データネット」の出願期間前の調査によると、大学全体の志望者数はほぼ前年並みだった。

教育学部・経済学部・農学部も志望者増加

名古屋大の一般入試前期日程は、全9学部で募集する。データネットの出願期間前の前期日程の調査では、志望者は前年比102%だった。学部ごとにデータネットでの志望者をみると、法学部が前年比129%と大幅に増えた。経済学部(104%)、教育学部(121%)、医学部医学科(106%)、医学部保健学科(107%)、農学部(105%)も増えている。法学部は18年度入試で志願者が減った反動とみられ、厳しい入試になりそうだという。教育学部も18年度入試まで2年連続志願者が減った反動とみられるという。医学部医学科は18年度入試で志願者が増えたが、反動はみられないという。農学部も、18年度入試まで2年連続で志願者が増えたが、反動がみられない。

文学部・理学部の志望者はやや減少

一方、文学部(95%)、理学部(94%)、工学部(99%)、情報学部(98%)のデータネットでの志望者は、前年並みかやや減っていた。理学部は18年度入試で増えた反動とみられるという。情報学部は学科別にみると、人間・社会情報学科は増え、コンピュータ科学科は前年並み、自然情報学科は減っていた。

前期入試日程は2月25~27日

名古屋大の前期日程試験は2月25・26・27日の日程で実施される(27日は医学部医学科のみ実施)。合格発表は3月9日。後期日程試験は、医学部医学科のみ実施する。詳しい入試情報は公式サイトで確認のこと。