東海大学健康学部の西垣景太先生に、正しいウオーキングやジョギングのやり方を教えてもらった。最終回は、疲れを残さないためのアフターケアを紹介する。(構成・写真 小野哲史)

違和感あったらストレッチ後にアイシング

長く続けるためには、けがの予防以外にも、疲れを残さないことも大切です。歩いたり走ったりし終わったら、筋肉の力を抜いていきたいので、動きや反動の少ない静的ストレッチを行いましょう。違和感のある部位やケガが治ってから間もない部位は、ストレッチ後に氷や水などで冷やすアイシングが効果的です。

湯船につかるのがベスト 脚をマッサージ

帰宅したらお風呂に入って体を温めます。普段、シャワーだけで済ませてしまう人もいるかもしれませんが、できるだけお湯を張った湯船に浸かることをお勧めします。お湯に浸かると体に程よい圧がかかりますから、マッサージ効果も期待できます。

お風呂の中で、ふくらはぎの下から上に向かってマッサージを行うと、脚の先にたまりやすい血液の循環が良くなります。これにより疲労がより早く回復するだけでなく、むくみの予防や改善にもなります。

にしがき・けいた 1981年、東京都生まれ。専門は運動心理学。現在は「運動経験と情動知能」や「幼少期の運動経験」に関する研究を行っている。