JR東日本は12月4日、2020年春に開業する東京を走る山手線などの新しい駅の名称を「高輪(たかなわ)ゲートウェイ」にすると発表した。山手線でカタカナを含む名称の駅は初めて。

新しい駅は東京都品川区、品川駅と田町駅の間に位置する。山手線の新駅は1971年の西日暮里駅以来で、30番目の駅となる。京浜東北線の駅でもある。

JR東日本が新駅の名称を募集したところ、6万4052件の応募があり、名称は1万3228種類に達した。1位は「高輪」、2位は「芝浦」、3位は「芝浜」だった。「高輪ゲートウェイ」は130位だったという。

「ゲートウェイ」は、入り口、道といった意味。JR東日本は新駅の名称を決めた理由として「この地域は、古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地」であり、新駅を中心にできる新しい街が「世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指して」いることなどを挙げる。「新駅はこの地域の歴史を受け継ぎ、今後も交流拠点としての機能を担うことになります。新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定しました」という。