東京大学では親元を離れて一人暮らしをする学生もたくさんいます。また高校生の時はできなかったアルバイトにチャレンジする学生もいます。多和田萌花さん(文科三類2年)にそんな大学外での生活を教えてもらいました。

一人暮らしは自由で楽しい

大学生の生活は、高校生の時とは全く違います!

私は茨城県出身で、実家は1・2年時に授業がある駒場キャンパスから少し遠いところにあります。そのため、大学入学を機に一人暮らしをすることになりました。

東大の1・2年生は全員駒場キャンパスで学び、3・4年生の多くは本郷キャンパスの学部に所属します。駒場生は、まず2年間、駒場東大前駅に通いやすい京王井の頭線沿いなどに住んでから、本郷に移るタイミングでもう少し都心の方に引っ越す人が多いです。

一人暮らしの魅力、ホームパーティーで作りました!

私も合格発表後すぐ、駒場に近く買い物にも便利な駅の近くにアパートを借りることにしました。

一人暮らしを始めたころは、家事を自分だけで全てこなすことが大変だったことももちろんですが、何より誰もいない家に帰るのが寂しかったです。しかしだんだん友達も増え、忙しくなっていくにつれて慣れてくるので大丈夫です! 休みの日に遅くまで寝ていられたり、たまに夜中にアイスを食べたりと、気楽で楽しいこともたくさんです。

社会人さながらの経験できるバイトも

1年の前期のうちは授業も忙しく、新生活に慣れることで精一杯でしたが、後期からはいくつかアルバイトを始めました。東大には時間をうまくやりくりし、部活やサークル活動との両立しながらアルバイトを頑張っている人が大勢います。

多和田萌花さん

東大生の中で一番よく聞くのは受験関連のお仕事ですが、最近は、お給料をいただきながらアルバイト以上の仕事をする「有給学生インターン」としてベンチャー企業などで働く人も増えています。深くかかわれば裁量が大きい仕事を任され、社会人になった時に役立つスキルが身につけられるという理由で人気です。私も1年の冬ごろから、とある東大発のアプリ事業を行っているベンチャー企業でインターンをしていました。リーダーとして5人のメンバーと共に部署を一から作り上げていくことは、大学生とは思えないほどリアルな社会経験になりました。

そのほか、私は友達に紹介してもらった銀座の老舗料亭で働いています。普段はとても入れない高級な空間で、四季折々のお食事を運んだり、お客さんの会話を聞いたりとすてきな時間です。毎回のおいしいまかないも、楽しみのひとつです。

キャンパス内でも働ける

そのほか、学内でのアルバイトもあります。私は東大に来る留学生の勉強・生活面をサポートするチューターや、駒場キャンパス内の研究センターの図書館で司書補助のお仕事をしています。学内でのアルバイトは通勤が楽なことに加え、東大にいるいろいろな人とかかわることができるのでおすすめです。